転生？トリップ？知らない知らない私はただ生きるだけだってば【家庭教師ヒットマンREBORN】【転生トリップ】

５２話 ページ5

Aside




骸達が、復讐者(ヴィンディチェ)に連れていかれているのを黙って見ているだけの私。


当たり前だけど、友達がこれから真っ暗な狭いところに閉じ込められるんだと思うと、いくらなんでも辛かった。


でも









「これが、運命だもの」









最後に みつを と言うのを抑え、ハハッと軽く笑って自分も皆が行く病院に行かせてもらった。







それからの一ヶ月間。


雲雀さんが大怪我をしたので、草壁さんと私で風紀を仕切って何とか頑張ってきた。


雲雀さんが復帰するといつも通り私は雲雀さんのそばにいて、お世話したり、雑用したり。









「…そういえば、君、どうしてあの時あんな所にいたわけ？」









私が部屋の掃除(雑用)をしている時、ふと思い出したかのように、雲雀さんが聞いてきた。


あの時、って骸の時のこと？









「えーっと、雲雀さんを追いかけて、ですかね。」



「なんで？」



「なんで！？え、心配、だったから…ですかね？」



「…君に心配なんてされる覚えは無いよ。」



「そうっすよね！！申し訳ありませんっ！！！」









私は持っている箒を横に持って勢いよく頭を下げる。

トンファー飛んできそうで怖いしね。



てか私凄いや。雲雀さんと一緒にいることチョー多い。
あの雲雀さんとだよ？


あの。









「…君、野球部にいる奴と仲良かったよね」



「や、山本ですか？まあはい。」



「ここの掃除終わったら、試合見に行ってやったら？」



「あ！そういえば今日でした！！
雲雀さんはいかないんですか？」









いかない、って事はもう分かっていたけれど聞いてみるだけ聞いてみる。


そしたら普通に「いかない」、と言われた。




群れるの嫌いですもんね。






とりあえず私は急ぎながらつつも丁寧に掃除を終わらせ、山本の応援にいくため走っていった。


その時、不思議なオーラを醸し出している男の子が隣をよぎる時、何かを囁いたのが分かった。



あんた、はっ…！











「"また"、話しましょう？」













ああ、

















「うん、じゃあ」















"またね"





























黒曜編、これにて終了。




.

とても今更ですが、設定→←５１話

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