新野先生の娘は元軍医さん!？【玖】 (ページ40)

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逢引き② ページ40

(夢主side)

欲しい物…欲しい物…

土井「きり丸のお土産！！」

『あ!!きり丸のお土産！！私も見たい！！』

土井「じゃあ、夏休みもバイトを頑張っているきり丸にプレゼントを選ぼう！！」

『さんせーい！！』

結局、自分のために買いたい物は思いつかず、贈り物。

でも、こうして人のために何かを選ぶのは楽しい。

『巾着袋なんてどうでしょう！きり丸の小銭入れに！』

土井「いいなそれｗたまに小銭を失くして泣いてるからなｗ巾着袋を探そう！」

巾着袋を探すことになった。

土井「この色どうかな?」

『藤色と藍色ですね…うーん…ちょっと大人っぽいかも…』

土井「うーん…これはどうだ!」

『ちょっとハイカラな感じの赤!いいですね!柄も「宝尽くし」の柄…お金がっぽり稼げるかもしれませんねｗ候補1決定で!』

土井「宝尽くし柄は、最近の流行柄だし!開運招福、富貴繁栄の意味があるから縁起がいいよね!」

『他には…』

土井「これ………」

『緑色ですね!きれ〜い…ん？梅文柄…………』

梅を好んだ学問の神、菅原道真公にちなみ、学業成就の意味がある柄だ…

『ぷっｗ』

土井「…うっｗ」

『くくっｗ』

土井「ちょっとこれは…嫌がられるかなw」

『意味を知っていない可能性もありますよ?ｗ』

土井「これにする?ｗ」

『しましょしましょｗ』

梅文柄の巾着袋に決定した。

土井「お願いします。」

店員「まいど!お子さんに贈り物ですか?楽しそうでしたね!」

『!!』

夫婦だと思われてるんだ私たち!!

土井「ええ!そうなんです!」

店員「いいですね!ご夫婦で贈り物探し!いいな〜!」

『///』

土井「ありがとうございます!」

店員「また是非〜!」

土井「さあ、行こっか!」

『!!』

上機嫌の半助さんは、私の手を取りお店を出た。

(ドキドキ…)

手つないじゃった…

『!?』

しばらく歩いていると、
今度は半助さんが、指を絡めた。

これ…恋人つなぎってやつだ…///

土井「どうしたの？顔赤いよ？」

『///』

ニヤニヤしながら、半助さんが話しかけてくる。

土井「♪」

『!!!』

指を絡めたまま、ギュッと握られる私の手…

守られている感じで嬉しいけど…恥ずかしい…

土井「さあ!着いたぞ!」

『川…』

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土井「あなたとお話をしていると、昔の自分を思い出します。」

『昔の、土井先生を？』

土井「昔の私は…何も持っていなかった。」

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