新野先生の娘は元軍医さん!？【玖】 (ページ22)

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ドクタケ城の動き⑥ ページ22

(魔界side)

土井「！？」

魔界「九連…？」

名前まで知っている…
しかも…つい最近まで忍術学園とは不仲であった…
タソガレドキ城の内情を把握しているなんて…

『先日、兄から密書が届きました。
　「アサギリを調査したところ、生存者は我々に加担した九連、ただ一人だった」
　とね。』

黒戸「ですが…なぜ忍術学園の教師であるあなた方がそのことを…？」

『私にも、つい最近まで異名がついていましたから。』

えっ！？

土井「Aそれは！！」

魔界「まさかあなたは！！」

黒戸「なるほど…道理で御髪が短いわけですね…」

タソガレドキ城城主、黄昏甚兵衛の懐刀だった…
素顔、性別、全て不明の…あの忍者がこの女性だっていうのか！？

『ええ。教員の身内ですし、忍術学園とタソガレドキを取り持つことは容易い任務でした。』

月に照らされ、艶やかに咲く死神…月華…
私は一度、この方の戦う姿を目撃している。

狐の面を被った男…声が男だったからてっきり…

『土井先生はドクタケ城に、連絡係としてしばらくの期間潜入し、連絡係の指示を待ってください。応援には五年生を派遣します。』

土井「承知。」

『お二人は状況に応じて、土井のサポートをお願いいたします。』

２人「「承知。」」

『ナルト城への潜入を、山本シナ先生に依頼します。幸い、くノ一にツテがありますので、うまく潜り込めるでしょう。サポートは、くノ一教室の上級生。』

『各城の間、そして私と大川との間の連絡は、鷹幸と、利吉に依頼をします。人員が不足する場合は四年生に。』

『土井家にいる九連は、タソガレドキの連絡拠点に匿います。』

土井「連絡拠点って…」

『ええ、私のかつての根城です。護衛は、ここから所在が最も近い、安藤先生と大木先生、日向先生、そして六年生にお願いをします。タソガレドキには、私から協力要請をします。よろしいですね？』

３人「「「御意！！」」」

土井「では、準備にかかりましょう。」

２人「「はい！」」

彼女は指揮力にも優れている様だ…

土井「ふふっ♪」

魔界「土井先生…？何か楽しそうですね…」

土井「分かっちゃいますか…ｗ実は…不謹慎でしょうけれど私は…少し嬉しいんです。」

魔界「嬉しい…？」

土井「頼られることが嬉しくてつい…」

魔界「あの…もしかして…」

土井「ええｗ Aとは恋仲なんです。」