新野先生の娘は元軍医さん!？【捌】 (ページ6)

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利吉のおうちページ6

(利吉side)

利吉「さあどうぞ！！」
『「お邪魔しまーす！！」』

今日は、この借家を借りて初めてのお客様。姉さんと洋一叔父上とお泊り！

『さあ利吉！！台所を借りるわよ！！』
利吉「えええ！？うちに来て早々ですか！？」
『じゃ～ん☆』

利吉「これは！！」

『すっぽんでーす☆利吉、最近痩せたでしょう？』
利吉「あ、バレてました？って！！」
『医者に隠し事をしてもダメ！！父上も分かっていらっしゃるわよ！？』
新野「アハハ…ｗ始まったかｗ」

『今日は他にも滋養のつく食べ物を、たっくさん持って来たわよ！！長芋でしょ…ネギ、ニラ、卵、牡蛎、うなぎ！！』

利吉「ちょっとちょっとお姉ちゃん！？すっぽんって！！どこのお殿様のお食事ソレ！？しかも、うなぎや牡蛎まで！！どこで手に入れたんです！？」

『そりゃあ…先日いらっしゃった兵庫水軍の第三協栄丸さんから買わせてもらって…ごにょごにょ…』

利吉「こんなにたくさん…？３人では食べきれませんよ？」

新野「土井先生ときり丸くんだね？」
『///』

利吉「だはあ！！」ヽ(＞▽＜)/ｽﾞｺｰｰ☆

通りでこんなにたくさんの食材がｗ

『だってだって！利吉と父上、半助さんやきり丸にも！！栄養満点の美味しい料理を、たくさん食べて欲しかったんだもん♪』
利吉「だもん♪って…ｗ」

もし土井先生が、今の姉さんの姿を見たら、メロメロですねきっと。

『早速作るから待ってて♪』

利吉「う～ん♪美味しいです！」
新野「腕を上げたね！！」
『そりゃあ…忙しい日常の傍ら、食堂のおばちゃんのお手伝いをしていましたから？』

はは～ん。さては花嫁修業ですねｗ

利吉「すっぽん鍋なんてあるんですね。」
新野「すっぽんは、医術的にも滋養にいいんだよ。大陸の方では、「歩く漢方薬」と呼ばれているそうだね。」
『はい！』
利吉「なるほど…」

流石、医者親子のお二人。

新野「うなぎ飯なんて、何年ぶりだろうかｗ」
利吉「これは至福ですね…しかも…」

すっぽん鍋とは言いつつ、牡蛎や卵…姉さんが持ってきた材料全種類が入っている。
カロリーがすごく高い。

『いーっぱい食べてくださいね♪』

新野「もうお腹いっぱい！」
利吉「ふぅ…ごちそうさまでした。」
『お粗末様でした！』

全然お粗末じゃないです。
こんなに腹いっぱいになったのは…いつぶりだろうかｗ

利吉「明日行くんですか？土井先生のおうち。」
『うん///』
新野「では、明日買い物に行く前に寄ろう！」