新野先生の娘は元軍医さん!？【捌】 (ページ13)

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目立ってます① ページ13

(夢主 side)

うう…恥ずかしい…
4人で町へ出てきましたが…とーっても！！目立っています私たち…

きり「すごい見られていますね俺たちｗ」
『う、うん…』

それもそうだ。半助さんは、高身長の爽やかイケメン、利吉もイケメンでクールなシティボーイの雰囲気を醸し出している。山奥育ちだけどｗ

町人①「見てみて！あの男の人、とっても背が高くて優しそう…」
町人②「あの方も素敵ね！クールな感じだわ…」

そうでしょうそうでしょう？
私の恋人は忍者に向いていないくらい心優しいのよ？

町人③「隣にいる女の子、髪が短いが…肌が色白でべっぴんさんだなぁ…」

それって…もしかして私！？

利吉「思った通り…姉さんモテますねｗ」
『それを言ったら、利吉だって女の子がすごい見てるわよ？』
利吉「私よりも土井先生でしょｗ」

うん…半助さんの方に集まる目線の方が多い気もする…

『きり丸…？』

きり丸が、私の手を握った。

きり「…」
『歩き疲れた？』
きり「///」

ううっ…真っ赤なお顔が年相応で愛らしい…

利吉「そういえば、きっちり化粧をしている姉さんを見るのは、今日が初めてかもしれないです。」
『そうだっけ…』
利吉「お上手ですね。」

土井「うん…綺麗だよ。その…紅の色も…よく似合っている。」
『ありがとうございます///』
利吉「くっｗ」
きり「くっくっくっｗ」

任務のときに、半助さんが選んでくれた紅なんだけど…気付いてくれているのかな…

利吉「日用品揃えられましたね。」
『食料も必要な分は買えたし、これで十分ね。手伝って頂きありがとうございました。』
土井「いえいえ！」
『あ！！ちょっとだけ、寄ってもいいですか？』
きり「小物屋さんだ！俺も行きます！！」
土井「荷物は私が持とう。」
『ありがとうございます！』

利吉と半助さんに待ってもらい、私はきり丸と二人で小物屋さんへ入った。

『きり丸は、何色が好き？』
きり「色っすか？うーん…緑かなぁ…」
『緑ね…これ似合いそう…』

私は、緑と若草色の糸で組まれていた髪紐を手に取った。

『うん！似合うね！』
きり「え…？」

『土井先生と利吉には、どれが似合うと思う？』
きり「土井先生には青が一番似合いそうです！利吉さんかぁ…」

『利吉はシティボーイらしく赤色かしらね…父上にはどうしようかな…』
きり「新野先生かぁ～紫とかどうっすか？」

きり丸は、紫の髪紐を手に取った。

『いいわね！それにしましょう！』