新野先生の娘は元軍医さん!？【捌】 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:7,933 hit

逢引きの断り方① ページ2

(夢主side)

私は団蔵のご実家の清八さんから、馬をお借りし、父上を乗せて馬を引きながら実家までの道中にいる。

『親子水入らずの時間は、久しぶりですね。』
新野「そうだね。しばらくお互いに忙しかったからね。」

夏休みの期間、薬草畑の面倒が見れないため、出茂鹿之介さんにお世話のお願いをしたり…
生物委員会も、動物たちのお世話をお願いしていた。

新野「にしても、大変だったねぇ出茂鹿之介くんの一件ｗ」
『アハハ…』

～～(回想)～～～～～～～～～～～～～～～

『雑草を抜くのと、水やりですね。薬草の間引きは、しばらくする必要はなさそうなので、これだけで大丈夫です。休暇期間、よろしくお願いいたします…出茂さん？』

出茂「お話しなさっている姿…横顔…実にお美しい…」
『はいはい。それはまた、どうも。』

出茂「あの！良かったら私と今度お茶でも！『結構です。』」
出茂「またまた～！恥ずかしがっちゃって！かわ『恥ずかしがる理由がありません。』」
出茂「クールなところも素敵ですね！」

『念のため申し上げますが…』
出茂「はい♪なんでしょうか？」
『私には恋人がいますので、あなたと逢引きには行きませんよ。』

出茂「どうせ、その辺にいる一般人でしょ？」
『聞き捨てなりませんね。一般人とはどういう意味で？』

出茂「金の無い男のことですよ。私、ゆくゆくは、あなたと同じ様に、忍術学園の事務員になる予定ですから、収入も安定しますよ？」

『収入のことならご心配なく。すでに自分の収入のみで生活しておりますから。』
出茂「女性の収入って、たかが知れてますよ？欲しい着物とかも、買えないでしょう？」

『出茂さん。あなた、私の名前をお忘れになりましたか？』
出茂「こんなに魅力的な女性のお名前を、忘れるわけがないじゃないですか！！新野Aさん！！」

『そうです。新野Aです。』

？？「忍術学園、六年生の実技担当教師、兼校医補佐、新野A先生です。」

『新野先生！』
出茂「え…？」

新野「相変わらず、お元気そうで何よりです。就職浪人である君が…よくもまあそんな大口をたたいちゃって。」

出茂「もしや…あなたは…」

『その「もしや」ですよ。』

新野「私の娘です。」