新野先生の娘は元軍医さん!？【陸】 (ページ19)

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続く同盟作戦④ ページ19

(夢主side)

富海「分かりました。」
柏木「学園長先生によろしくお伝えください。」
糘地「では護衛仕る！」

殿方と護衛の方々を見送り、あと荒れた校庭の片づけだ。

伊作「A先生！先ほどは申し訳ありません！」
仙蔵「事情を知らぬとはいえ、タソガレドキの方々の静止を聞かず、すみませんでした。」

『いいえ、内密に事を運ぶためと思い過ぎた私の落ち度よ。もう気にしないの！』

にしても…先ほどの伊作は…
伊作の、ドロッとしたおぞましい殺気と、彼の鋭い眼光に背筋がゾクッとして、さすがに驚いた。

『諸泉は…伊作と面識があるはずなのに…』

伊作だと気付いていなかったぐらいだ。

『さあ！！みんな片づけよ！！』

「「「「「「はい！！」」」」」

気にするバヤイではない。

『四、五年生は、落とし穴や火器の爆発跡を埋めて元に戻す！！』

「「「「「はい！！」」」」」

『六年生は忍具や砲弾、砲類の片づけ！！』

「「「「「はい！！」」」」」

『先生方が戻って来られるまでに終わらせなさい！！』

片付けが終わり、空は夕暮れ。

文次「先生。」
『どうしたの仙蔵、文次郎？』

仙蔵「六年のなかで、忍者として最も強い忍たまは誰だと思いますか？」

『敢えて言うなら仙蔵かな…みんな年齢にしてはレベルがとても高いから、比べるのが難しいけれど。にしてもどうして？』

文次「仙蔵ではありません。」

『うーん…なら文次郎かしらね…』

文次「いいえ…私はまだまだです…私よりも…」

仙蔵「伊作ですよ。この学園で最強の忍たまは。」

『え？』