新野先生の娘は元軍医さん!？【伍】 (ページ30)

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ハニワくん登場の段② ページ30

(夢主side)

羽丹「なるほどー。」
乱太「きりちゃんは、お金のことになると頭の回転が速いから。」

雷蔵「羽丹羽くん、君はなんで土来分院の調査をしているんだい？」
羽丹「父の手伝いです。」
三郎「お父上の？」
羽丹「私の父は、カワタレドキ城に仕えているのですがー」
乱きりしん＆雷蔵三郎「「「「「なんですとー！？」」」」」

『声が大きい。』
雷蔵「おっと…すみません。」
『羽丹羽くんのお父上は、羽丹羽武人(はにわ・たけと)氏。香波垂時衛門殿(かわたれときえもん )の要人であるお方よ。』

羽丹「えっ！？あなたはなぜ、私の父をご存じなのですか？」
乱太「この方は、忍術学園の先生！」
『自己紹介が遅れてごめんなさいね。私は忍術学園の教師、新野Aです。』

羽丹羽武人氏、香波垂時衛門に仕える側近中の側近である武士。

雷蔵「カワタレドキ城といえば、我々忍術学園にとっては、敵ではないが、味方でもない城の一つだ。」
羽丹「カワタレドキ城には忍者がおらず、情報収集ができなくて、勝てる戦に負けたりして、困っているのです。そこで、カワタレドキの殿が、忍者のことをよく知らねばならん、とおっしゃって、」

雷蔵「それと羽丹羽くんが、土来分院の調査をするのと、どういう関係があるのかい？」

羽丹「父から、忍者の勉強をするよう申し付かりまして、それには忍術学園という忍者の学校に入学するのが一番だ、と聞いたのです。そこで、怪しい事件を調査していれば、忍術学園の関係者に会えるかもしれない、と思いまして。いやぁーお会いできて良かったです！」

しん「すごい…」
乱太「うん…すごい…」
きり「偶然…」

雷蔵「つまり羽丹羽くんは、忍術学園に入学して忍術の勉強をしたいということだね？」
羽丹「はい！」
しん「忍術学園は、忍術の勉強をしたい人なら誰でも！」
乱太「入学できるよ！」

羽丹「ありがとうございます！」
きり「ただし、入学金と授業料はちゃんと払ってね。」
雷蔵「じゃあ、君は忍術学園の関係者に会うためだけに、ここで土来分院を見張っていたの？」
羽丹「まあ、そういうとこです。」
雷蔵「なんだぁ、土来分院について何か聞けると思ったのにｗ」

羽丹「ここまでの調査で、土来分院がこの領地からの年貢を、すでに四百貫文分、麻根坊に送っていることを突き止めました。」

乱きりしん＆雷蔵三郎「「「だああああああ！！」」」ヽ(＞～＜)/ｽﾞｺｰ！！
きり「三黄丸め、きっちり仕事をしているようだな…」