新野先生の娘は元軍医さん!？【伍】 (ページ29)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:9,550 hit

ハニワくん登場の段① ページ29

(夢主side)

私たちは、抜天坊が借金の担保として、土来分院に預けた領地へ到着した。
ここで、雷蔵と三郎と合流することになっているが…

乱きりしん「「「ん？」」」
きり「誰かいる！」

そこには、少年が一人立っていた。
少年がこちらを振り返る。

乱きりしん「「「誰？」」」

？？「どうも。忍術学園の皆さんですね？」

乱きりしん「「「なっ！なぜそれを知っている！？」」」
？？「やっぱり、そうなんだ。」

乱きりしん「「「あややややや！！」」」ヽ(＞～＜)/ｽﾞｺｰ！！

まんまと釜をかけられたわね…雷装と三郎も呆れているだろうに…汗

乱太「フッ！バレちゃしょうがない。」
しん「僕たちは忍術学園の」
きり「忍たま」

乱太「乱太郎」
きり「きり丸」
しん「しんべヱ」

『あなたたちね…自己紹介をしてどうするのよ…』

羽丹「自己紹介されちゃいましたね。それでは、こちらも自己紹介をさせていただきます。羽丹羽石人(はにわせきと)と申します。どうぞよろしくお願いします。」

乱きりしん「「「埴輪？」」」
羽丹「羽丹羽です。それで…そちらの…」

すると、木の上に潜んでいた雷蔵、三郎の二人が上から飛び降りてきた。

雷蔵「羽丹羽くん、君は一体何者なんだい？」
乱太「あっ！五年生の不破雷蔵先輩と…」
しん「同じく五年生の、不破雷蔵先輩に変装した、鉢屋三郎先輩！」

三郎「先生、名前言っちゃって大丈夫なんですか？」
『ええ。問題ないわ。』
羽丹「みなさんも、土来分院のことを調査しに来られたのでしょう？」
雷蔵「えっ！？」

羽丹「実は、私も土来分院のことを調べに来たのです。」
乱きりしん「「「えっ！？」」」
三郎「君もかい？一体…なんで…」

そのとき、人の気配が…

　『！』
羽丹「あっ！あそこにいる、あの男！」
『隠れるわよ。』

私たちは、草の茂みに隠れた。

『あの男が、土来分院ね。』
羽丹「はい、そうです。」

『あれはドクササコ忍者の変装ね。』
乱太「名前は…なんて言ったっけ…」
雷蔵「三黄丸だ。」
三郎「こりゃ、厄介なことになりそうだぞ。」

羽丹「土来分院をご存じなのですか？」
雷蔵「あいつは、三黄丸というドクササコ城の忍者だ。」

きり「分かったぞ。ドクササコ城は忍者を使って、抜天坊のお金を横取りしたんだ。」
『正解よきり丸。』

流石だわ…きり丸のお金に対する知識は、大人でも普通は理解するのに時間がかかるというのに。