新野先生の娘は元軍医さん!？【伍】 (ページ25)

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決闘の約束の段⑤ ページ25

(夢主side)

『え!文次郎も風邪!?』
仙蔵「はい…」
留三「え…」
『本当にあなたたちは…』

文次郎と同室の仙蔵が、留三郎の部屋にいる私へ、伝えに来てくれたことで、文次郎の体調不良が明らかとなった。

『とりあえず、仙蔵にうつるといけないから…仙蔵、今夜はろ組の部屋で過ごす方がいいわ。』
仙蔵「そうします…」
『留三郎、あとは大丈夫そう？しっかり水分を摂ってね。』
留三「はい」

私は、文次郎の診察へ行くことにした。

～(文次郎の部屋にて)～

『失礼します…作戦失敗？』
きり「さすが忍術学園一忍者されてる先輩ですねｗ」
与四「バレてしまいましたぁｗ」
喜三「与四郎先輩、お上手だったのにー」
しん「残念ｗ」
『うふふｗさあ、文次郎の診察をするから、みんなは遊んで来るといいわ!乱太郎、看病を手伝ってくれてありがとうね。助かったわ!錫高野くんも、気遣ってくれてありがとう!』
乱太「いえいえ!そんな///」
与四「これくらい、お安い御用です!」

みんなが部屋を出ていき、文次郎と二人になった。

『ふふふっｗｗ』
文次「どうかなさいましたか先生？」
『いやあね、さっき留三郎と…』

私は、先ほど留三郎に話したことを、同じ様に文次郎へ話してやる。

文次「先生、留…どんな顔してました？」
『そうねぇ…少し思案するような顔つきだったわね。』
文次「…」
『これも青春ってやつなのかなぁｗ決闘するのは別に悪くないんじゃない？けれど、あなたたちは最高学年。後悔はできるだけしないようにしなさいな♪」

そう言い、私は文次郎の部屋を後にした。

～～(おまけ)～～

『…と、言うことがありました！』
土井「本当に犬猿コンビは相変わらずだねｗでも良かったよ、私の言葉がお役に立てて！」
『半助さんのおかげで、私も教師として成長できた気がします♪ありがとうございます！』
土井「///」

あれ…？

『え…今…？』

私…半助さんって！？

『ああっ！！ごめんなさい！！なんで！？』

分からない…なぜ下の名前で呼んでしまったのか…分からないけれど！！

土井「あの…二人のときなら…それでいいよ…私もその方が…」
『え…？』
土井「親しみ感があって…嬉しいし…」
『！？』

これ、もしかして動悸？心拍数が急上昇して、すごくドキドキして、苦しい。
これは…立っていられない。

『…すみません、少し父上のところへ行ってきます…』
土井「ええ！？だ、大丈夫ですか！？」
『いつものことなので…一人で行けますから…』