大川家の女【弐】 (ページ34)

今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:8,574 hit

凄腕忍者の段⑥ ページ34

(夢主side)

三治「でも、お顔はお兄さんですよね？」

英正「うふふっｗ種明かししてあげたら？」

まあ…もう忍術学園関係者に正体を隠す必要もなくなったし…

『これは変装。マスクをつけているの。』

私はおもむろにマスクを外した。

「「「「わぁ…」」」」

喜三「はにゃ～！」

しん「綺麗なお姉さんだぁ～！」

大人数の子どもたちを相手に…一体…何を話せば…

『改めて、私は大川A。歳は１６。尚正、英正、おシゲの従姉妹。フリーの忍者やってます。特技は変装と火器火薬、忍刀。忍術学園の卒業生ではありません。よろしく。』

「「「「「「「「よろしくお願いしまーす！！！」」」」」」」」」

元気がいいな…みんな素直で心も綺麗なんだろうな…

利吉「はぁ…お前な、相手は１０歳だぞ？少しは愛想よくできないのか…」

『仕方ないじゃないですか。大人数に囲まれるのは慣れていないんですから。しれっと猫を被っているあなたよりは、余程マシだと思いますが。』

利吉「へー？」

((バチバチバチ！！))

ほんっと！！いちいちうるさいわね？ムカつくわ…この男…

金吾「えーっと…？」

団蔵「利吉…さん…？」

伊助「あのー？」

「「「「？？」」」」

山田「懲りないねぇｗ」

土井「はぁーｗ」

英正「そうそう！利吉さんとAは、昔から、すっごーく仲良しなんだ！！」

『「どこがっ！？」』

利吉「こんなちんちくりんと、同類に見られるなんて御免だよ。」

『私も同感です。』

((バチバチバチ！！))

英正「ま…まあ！潮江くんと食満くんみたいに仲良しなんだよ！アハハッ！」

山田「ってことだから、みんなくれぐれも！不用意にお兄さんお姉さんたちの任務の邪魔をしないこと！指示をよく聞くんだぞ？」

「「「「「「「はぁ～い！！！」」」」」」

土井「さあ！！みんな夕ご飯だ！！」