大川家の女【弐】 (ページ26)

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情報共有② ページ26

(土井side)

『ええ。まあ、そうなりますね。』

土井「そうなるって…」

『ですが、これは必然的な結果です。私は福富屋から、カービン銃を守り届けるよう、依頼を受けておりますし。』

４人「「「「ええええええっ！？」」」」

『そんなに驚くことですか？』

山田「そりゃあ…」

土井「驚くよ…」

だって情報屋の英正くんからは、その事実は言われていないし…

たぶん英正くんも知らないのだろう…

『これが、その依頼状です。』

？？「捕まえた。…ふーむ…本物だな。」

『！？』

尚正「あ、お帰り、リッキー」

食堂へ入って来た利吉くんが、話に加わった。

Aちゃんの肩に手を置いている。

お父上がいらっしゃると言うのに(^▽^;)

『…せっかく捲いたのに…』

利吉「まだまだだな。」

『チッ…』

Aちゃん…舌打ちしちゃってるよ…

山田「作戦はこの通りで行こう。途中、作戦を変更する必要が出た場合は、何らかの方法で知らせる。」

山田「まずはチャミダレアミタケ城だ。義正、尚正と共にチャミダレアミタケ城へ戻り、こう伝えなさい。忍術学園が全面的に協力すると。」

義正「…ありがとうございます。ですが山田先生…私は一人で…」

尚正「二日酔いであること、忘れてません？」

義正「だが尚正はマイタケに…」

尚正「私は休暇中ですから問題ありません。」

山田「半助と利吉は、儂に着いてきてくれ。カービン銃を福富屋から一旦預かり、半助の家の床下に隠そう。」

「「はいっ！！」」

山田「Aは、スッポンタケ忍者の始末と、囮(おとり)役を頼む。」

『はっ！！』

山田「では！！亥の刻に半助の家へ一旦集まろう！！」

土井「義正、お前は組頭だから顔も割れている。気を付けろよ。」

義正「ああ、そうする。」

尚正「では山田先生、行ってまいります。」

そう言うと、２人は食堂を出て行った。

『暑苦しいわ！！離れろっ！！』

利吉「年上に向かってなんだよ…その口の利き方は…」

土井「そういえば、さっきの”魂抜け”って…何だったの尚正くん？」

利吉「ばっ！！ナオ！！」

尚正「えっへへ～♪ 実はですね、かくかくしかじか…」

え…ちょっとｗｗｗ

山田＆土井「ぶっははははははっｗｗｗ」

『…』

利吉「…」

土井「ヒーっ！！ヒーっ！！ぶっはははははｗｗｗ」

利吉「笑い過ぎですよ…ドジなAが逃げて…お礼を言えなかっただけであって…そもそも魂抜けなんて起こしてませんよ。」

『…』