大川家の女【弐】 (ページ21)

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寄ると触ると喧嘩する男女① ページ21

(尚正side)

『昔からずっとそう！！年下だからってバカにしないでもらえません！？』

利吉「年下だろうが同い年だろうが！！人を馬鹿にしたことはない！！」

『いっつもそう！！私の頭をボコスカしてくるし！！昔は ”やーい！！チビチビ！！”って！！
うるさかったのに！！おかしいです！！』

利吉「うるさいとは何だうるさいとは！！というかボコスカしてない！！撫でたんだ！！」

尚正「ちょ…ちょっと二人とも…」

A…相変わらず鈍感だなぁ…ｗ

利吉も素直に言えばいいのに…

『言っておきますけど私！！これでもあなたと同じくらい仕事の依頼が来てますよ！？』

利吉「あーあーそうですか！！私だって！！引き受け切れないぐらい依頼が来るさ！！というか！！君は名こそ知れ渡ってないだろ！！君とは違って私の名前を忍者界で知らぬ者はいないからな！！」

『はいはい！！まーた見苦しい自慢話ですか！！全くっ！！変わってないですねぇっ！？』

利吉「君に言われたくないね冷徹女！！！」

『黙れ！！泣き虫野郎！！！』

尚正「うん、それは事実だね。」

利吉「なっ！？君だって今朝ビービー泣いてたじゃないか！！」

『わー！！土井先生ー！！Aが僕の苦無を捕ったぁ～！！うわあ～ん！！』

利吉「わー！！土井先生ー！！火薬の煙が目に染みるよぉ～！！涙止まんないよぉ～！！」

私の声はどうやら耳に入っていないようだなｗ

『それで私の真似をしたつもり！？全然っ似てないですね～！？』

利吉「俺が似て無いんじゃなくてお前が下手なんだよ！！ってゆうかお前はガキか！！」

『はあー！？また私を子ども扱いして！！サイテーッ！！』

利吉「喧嘩を売ってきたのはそっちだろっ！！戦闘狂！！」

『黙れ！！ナルシスト！！』

尚正「ふ、２人とも！これ以上騒いだらまずいよ…」