【文スト】私は･･･？嫌だ！ さぁ騙し愛をしましょう

はぁ、心臓に悪いよ･･･ ページ10

横には中原中也さん…横顔までイケメンって神様、ありがとう

「ちょっといいか？」
中原中也さんがこちらに顔を向けて話しかけてきた。 いや！前見て事故る！！

「えーと、はい。なんでしょうか？」
「俺さっきみてぇな言葉づかい苦手だからよ。こんな感じでいいか？」

あぁ、やっぱりさっきのは演技ですよね。
今の方が･･･

「はい。もちろんいいですよ？今の方が中原中也さんには似合ってます。」

私がそう言うと中原中也さんはポカンとした後に下を向いた。？私何かした？

「あと中也って呼べよ…俺もAって呼ぶ。」

まぁー確かに仮でも婚姻するものね〜ちょっと…罪悪感が増えそう

「分かりました。中也さんって呼びますね？」

「あとお前もその話し方じゃねぇだろ？本当は…」

やばい。怪しまれてる？！

「いえ…これが普通で･･･」

「俺もお前にはそれよりもきっとホントの姿が似合うと思うぞ。」

今度は私がポカンとする…そんなこと言われたのはじめでだった。
【私】を認められたみたいだった

「いつか…その時がきたらでもいいですか？」

私は何を言ってるの、敵に？
「すみません、今のは忘れて…」

「待っててやるよ。てめぇから話してくれるまで…俺はお前を知りたいんだ。ホントのお前をな･･･だから待たせてくれ」

この人は？もぅ、騙し愛を私が上手く出来ない人がいるなんてね？

泣いてもいいですか？まぁ我慢しますけどね。

「分かりました。ありがとう中也さん。」

私が言うと中也さんは満面の笑顔を浮かべて言う

「あぁ。A行くぞ！」

車から降りて中也さんの家に向かう。
私は中也さんの後ろを歩く。
バカな人。後ろに敵を歩かせるなんて…

さっきの中也さんの言葉が頭から離れない…
Aと名前を読んでくれた嬉しさが忘れられない、何より…あの笑顔は反則だ。

ほんとに…、
はぁ、心臓に悪いよ

女の敵（笑）→←中也サイド ー悪くねぇ

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