｢いつの日か｣が叶ったら。【我妻善逸】

興味 ページ8

Aside


｢………も…｣


｢え？｣

ごめん、私さ、善逸みたいに耳良くねぇんだわ。

｢俺も……俺もAの悪いところも、いいところも全部好きだよ。｣


｢……ほぇー…｣←

｢えっ！？何！？俺頑張ったのに!!｣

いや、だって善逸の口からそんなこと言えるなんて…ねぇ？
思いもしなかったわ…(遠い目)

｢…うん、頑張ったね、善逸。｣

｢何、それだけかよ。なんか…もっと照れたりしてくれないの？｣

｢あ、そういうの私に求めない方がいいよ。｣

私全力で隠すから！バレないようにさ！

｢ふーん、じゃあ何したら照れてくれるの？｣

んー…何したら…？そーだな…

｢ヘタレが治って積極的なことをしてくれたらかな!!ほら、この前、お泊り会したときのやつとか！｣

まぁお前にはもう二度と無理だろうがな!!


｢そっか…じゃあ…ここで、もしも俺が…｣

｢俺が…？｣

暫く下を向いたまま黙った。

え、そんな言えないことなの？なにしたの？私のお弁当のおかず取ったの？それはないわー。許さんぞ、そんなことしたら。


急に決心したようにバッと顔を上げ近づいてきた。

｢俺がAにキスしたらAは照れるの？｣


……わーお(←以外の言葉が思いつかなかった)

うん、どうすればいいの神様。

そして顔近いで？人見てたらどうするの？


チラッ

チラッ…

はぁい!!!こういう時に限って周りに人は居ないと!!
オーケー分かった！
ねぇ神様！？私、あんた嫌いよ!!?

いや、善逸と…キス…したくないわけではないけど…今…？

よし、取り敢えず質問に答えよう。


｢照れないよ！｣ﾄﾞﾔｯ

｢へぇ、そう。｣

そう言って離れた。
…思ってたのとちゃうかったな…。

てかさ…。



｢なんだったんだよお前ぇ!!?興味ねーなら最初からそんな事すんじゃねーよ！？刺すぞてめぇ!!｣

｢興味無いわけじゃないんだけど…｣

｢はぁぁ？明らかに興味ねー時の反応だろそれ!!｣

｢はいはい、そんなにキレないでもいいでしょ、いちごあげるから。｣

｢え？マジで！？わーい！許すぅ〜!!｣

今なら何されてもいいよ!!
あ、金取られるのだけはマジ勘弁。

｢(単純なやつ。すぐ騙されそう…)｣

｢いちごうめぇ…!!｣

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