｢いつの日か｣が叶ったら。【我妻善逸】

番外編 ちょい早ハロウィン ページ22

ハロウィンの日に更新できるか分からないので先にしておきます！すみません
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善逸side

ピーンポーン
ピーンポーン
ピーンポーン

｢だぁああああああ!!うっさい!!｣

誰なの！？頭おかしいんじゃない！？
これでピンポンダッシュとかだったら地獄の果まで追いかけてやるからな。

ガチャ…


｢善逸！お菓子!!｣

｢は？｣

頭おかしいやつだった。

｢だからお菓子！｣

｢強盗だー、母さーん？｣

母さんは家に居ないけど。

｢強盗じゃねーわ、早うお菓子。｣

めっちゃお菓子って言うね。
一言につき1回はお菓子って言ってるし。

｢なんで？｣

｢はぁ、ほんっとダメだなぁ。脳みそ大丈夫？｣

いや、お前だけには言われたくなかったな。

｢ハロウィンって知ってる？｣

｢あー…｣

そうだったな。てかこの歳になってまだそんなことすんの？

｢だからそんな服を着てるの？｣

｢そう。可愛くない？｣

｢なんのコスプレ？｣

｢蜜璃姉さん!!｣

あー、あれね。あのちょっとやばめなやつ。

｢でもお前が着るとそうでもねぇな。｣

｢何がだよ、大体察しがつくけどな。｣

｢どうせならもうちょっとアレな人に着てもらいたいわ。｣

｢悪かったなぺちゃぱいで。スケベ善逸。略してスケ逸。｣

そんな変なこと言いながらズカズカと家に入った。別にいいんだけどさ。

｢スケ逸、早うお菓子!!｣

｢あーはいはい｣

でも普段からこいつが食い荒らしてるからそんなにないと思うんだけど…

｢あ、｣

さすが母さんだな。

｢なんかあったー？｣

｢うん…これだけど｣

｢！キャー!!パンプキンケーキ！？やだ嬉しい！｣

嫌なのか嬉しいのかどっちなんだよ。

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｢俺思ったんだけどさー｣

｢んー？あ、もうお菓子はいいよ。おなかいっぱいだし。｣

いや、お菓子じゃねーよ。

｢その隊服、甘露寺さんは閉められない大きさだけどAは閉められるだろ？｣

｢うん、簡単に｣

｢閉めれば？｣

｢なんでよ、それじゃ隊服の意味ないじゃん。｣

｢そりゃそうだけどさ、それは大きい人が着るからいいものであって、それなりの人は別に…｣

｢潰されてぇか？｣

｢いや、ごめんなさいね。｣

｢別にスケ逸の為に着てきたわけじゃないんだが。｣

｢そのスケ逸っての伊之助に教えんなよ？｣

そう言うとAはニヤリと笑った。


次の日から伊之助以外の人にも｢スケ逸｣と呼ばれたとか呼ばれてないとか。


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オチなんてないよ？

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