｢いつの日か｣が叶ったら。【我妻善逸】

好きなもの ページ3

Aside

｢私、美術も音楽も好きだよ！｣

｢あーそ。良かったね…｣

む…塩対応かよ。

｢あ、見て見て!!｣

｢ん？｣

｢義勇先生発見!!行くよ！｣

｢え、はぁ！？俺も！？やだやだ!!｣

私は善逸の手を引っ張って義勇先生のところへ行った。


｢義勇先生、なんでこんな所でちょこんと座ってるんですか？可愛いからいいんですけどね!!写真撮ってもよろしい？｣

｢駄目だ。｣

おん。知ってる。

｢あ、我妻。｣

｢？ はい…?｣

｢髪、染めてきたのか。｣

｢ぶふぉ‪w‪w‪w｣

｢え！？これ染めてないですけど！？｣

義勇先生天然！？これ美術室の爆発で焦げただけだよ‪wしかも眉毛だけ金髪だよ！？異常人だよそんな奴いたら‪w


｢じゃあ染めてこい。｣

ビュッ、


｢グハッ!!｣

oh......右ストレート…。
まぁイケメンはなにしたって許されるけどね。

｢善逸、生きてる…？｣

｢地毛だって何回言えばいいんだよ…耳壊れてる…｣←異常人

｢あ、はい。遺言ね。｣

あ、そういえばこいつに構ってる暇無いんだった。←

｢義勇先生〜!!聞いてよ訳わかんない!!｣

｢……？｣

｢ママがね、勝手に注射するとか言ってきて今日行くんですよ！私死ぬ!!せめて許可取れ!!勝手にそういうことするもんじゃないよ!!私がこの世で嫌いなのは勉強とシイタケと注射ァ!!｣

｢じゃあ好きな物はなんだ？｣

え、そこ？やだ可愛い。

｢イケメンと甘いお菓子と善逸と友達と可愛いものと金。だから義勇先生大好きですよ愛してる。｣(真顔)

｢…？そうか。我妻は友達じゃないのか？｣

｢友達だけど友達じゃないね、うん。｣

｢？？｣

｢そんなことより注射やだぁ!!先生、イケメン＆可愛いパワーで何とかしてぇ!!｣

｢(なんとかパワーって言うのはよく分からないが取り敢えず)頑張れ。｣

義勇先生はそう言って真顔でガッツポーズをした。


｢うわぁーん!!尊い!!尊いよぉ!!1家に1台義勇先生だよ〜!!‪私絶対買うからね〜!!先生に頑張れって言われたら行くしかないじゃーん!!うわぁぁぁん!!｣泣


｢……!!｣←泣き出したので焦ってる


｢生きててよかった！イケメンに頑張れって言われた!!幸せぇぇぇ!!｣


｢…な、泣き止め。これをやるから。｣

あ、棒付きの飴ちゃん。なんで持ってるの？可愛すぎる。てかこれ‪私好きなやつ…!!
前に善逸が持ってたら怒ってたやつだ。

｢やった!!ありがとう、先生!!｣

｢……｣ｺｸﾝ

あ、先生も飴食ってる。写真撮りたい。
私その飴になりたい。

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