わからない ページ2
この学院にはアイドル科というものが存在する。
なお、生徒会長も存在する。
2人も。
それはアイドル科の生徒会長、天祥院英智。
そして、普通科の裏生徒会長、北城瑠璃だ。
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「うわっ待て待て待て待て!!そんなに悪い事か!?」
平和……な、夢ノ咲学院に声が鳴り渡る。
靡く茶髪、少年の様に輝く赤い瞳。整った甘やかな童顔。
彼はアイドル科の守沢千秋だ。
此処はアイドル科も普通科も関係ない共同スペース(外)
に、他の生徒も居る中、その守沢千秋が紅月の蓮巳敬人に追い掛けられているという普通科にとっては異様な光景が広がっている。
そして、走る方向に1人。
「ん?おい!そこを退」
ぶつかった。
アイドルにぶつかれば、普通の女子だったら赤面して嬉しがる筈だが、その少女は違った。
『何、走っているんだ?』
よく通る、凛とした声が耳に入る。
「おい、守沢」
『蓮巳もそれ位にしとけ。』
「……分かった。あ、英智から、明日は会議だそうだ。顔ぐらいは出せ。」
『了解』
「蓮巳、知り合いか?」
「今の会話でわかるだろ。生徒会の関係だ。」
「そうなのか☆俺は燃えるハートの守沢千秋!困ったことがあったらいつでも頼ってくれ!」
『頼る気は無い』
「断られても俺は引かん!!だって俺はりゅ」
「無理するなよ。」
『守沢千秋……か。
わからんな。』
関わることは無いだろう、そんな独り言を言っているのも今のうちだ。
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はす……みん……?
口調がワッカリーマセーン⤴
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作者名:黒板くろいーた | 作成日時:2017年5月15日 16時