火薬系カップル【忍たま乱太郎】

委員会見学 の段 ページ7

先生「では、今日の授業は終了。」

終わった終わったー。

忍術学園は、ついこの前新学期を迎えたばかり。
私もとうとう最上級生…。座学も実技もこれまで以上に頑張ろう、と気合いを入れたまでは良かったのだが……

超・眠い！！！

春の陽気には勝てん……
何とか授業中、意識は保っているものの、先生の話は全くもって頭に入ってこない。全部右から左へ抜けていく。
あぁ、明日こそ…明日こそは集中して受けよう……


あ、そうだ今日委員会あるんだった………確か1年生が委員会見学に来るとかなんとか……。
よし、そろそろ行かなきゃ。

A「よっこらせ。」

だあー、もう、立ち上がるのにも一苦労ですよ。

文次郎「お前はおっさんか。」

A「文次郎には言われたくない。」



1年生の見学ねぇ……、うちの委員会はたいしたことしてないからな。
そう、我が学級委員長員会は、対して仕事がないのである。まあ元々、クラスをまとめるのが仕事なんでね。
あとは突然やってくる学園長の思いつきに全力で応えるのみ！まあこれがなかなか大変なんですがね……。


それにしても、今日の見学、なんか用意した方がいいのかなぁ。

A「みんなさ、今日の委員会見学ってなんか用意してる？体験的な……」


小平太「裏裏裏山までマラソンだー！」

え、大丈夫それ1年生ぶっ倒れるよ？ていうか死だよ？？

伊作「今日は保健委員会、忙しくなる予感☆」

ほらもう伊作が倒れた1年生看病する気満々だよ。


文次郎「忍者の心構えたるものを叩き込んでやる！！」

A「はい、今年の会計委員会の新入生が0人であることが只今確定しました〜。」

ゴンッ

A「あだっ」

文次郎の拳が降ってきました。いやこれだいぶ鈍い音したけど大丈夫かな。

A「仙蔵ー、文次郎が殴ったー。痛いよー、えーん。」

仙蔵「よしよしA、痛かったなぁ〜。Aは何も悪くないのにな〜。………おい文次郎、Aが泣いてるぞ！」

わざとらしく仙蔵に泣きついてみたら、乗ってきてくれた。



文次郎「いやお前らおかしいだろ。」

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