火薬系カップル【忍たま乱太郎】

お前ら似てる の段 ページ37

留三郎「にしてもいいよな。学級と作法は、今回は予算会議、大豊作なんだろ？」

昼食をとり終わって、午後の実技の授業をうけるため、私たち六年生は、校庭に集まっている。まだ授業開始まで時間がある、と皆が暇を持て余している中、留三郎が口を開いた。

小平太「そうだそうだ！お前らだけずるいぞ！」

小平太が、体育委員会は予算ゼロだったのに、とぼやく。いやそれは自業自得でしょ。君がいろいろ壊してるんだよ。

仙蔵「ふっ、まぁ我々作法委員会は優秀だからな。……しかし今回の予算会議は、学級委員長委員会にだいぶ助けられたな。」

律希「あ、鉢屋が文次郎に変装したってやつ？Aが考えた作戦でしょあれ。」

仙蔵「あれはなかなかの策士ぶりだったな。」

A「まぁね。本当はもっと手こずるかと思ってたんだけど、さくっと気絶してくれて助かったよ、文次郎くん？」

私はそう言って文次郎を小突く。
すると文次郎は不機嫌そうな顔でこちらを睨んだ。わぁ、相変わらずの老け顔。

文次郎「次の予算はゼロだからな！！」

A「はいはい。」




そんな話をしていると、鐘の音が聞こえてきた。授業開始の合図だ。今日の午後は実技の授業。さっきまで和やかだった雰囲気が一変、空気がぴんと張りつめるのを感じる。

先生「えー、今日は二人一組での実戦形式の授業を行う。クジでペアを決めるから、引きに来い。」

なるほど、二人一組で。これは誰と組むかによってだいぶ違いそう。
私たち8人はそれぞれ箱に入った棒へ手を伸ばす。

文次郎「壱。」

仙蔵「参。」

小平太「肆！」

長次「…弐。」

伊作「弐。」

留三郎「肆。」

A「壱。」

律希「参！」

となると…、同じ番号だから、私は文次郎とだ。


A「文次郎よろしく。」

文次郎「あぁ。」

ちなみに組み合わせは、
壱・潮江文次郎、扶桑A
弐・中在家長次、善法寺伊作
参・立花仙蔵、御園律希
肆・七松小平太、食満留三郎
身体能力だと肆がぶっちぎり、弐は長次と伊作の連携がどうなるか、参は仙蔵の策と律希の順応力に警戒、って感じかな。

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