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〜鉢屋三郎視点〜
A「あー、なんかお腹痛いって厠行った。」
勘右衛門「もー、三郎ったら、その辺に落ちてるもの食べちゃうからっ!」
勘右衛門がわざとらしく頬を膨らます。
庄左ヱ門「えー、鉢屋先輩は、落ちているものを食べてしまうので注意が必要、と。」
彦四郎「メモメモ。」
A「さっすが庄ちゃん彦ちゃん真面目!」
おい。私は道端に落ちてるものを食べたことはないし食べないぞ。後輩にあることないこと教え込むんじゃない。そしてそれを真に受けるんじゃない。そして扶桑先輩面白がらないでください。頼む誰かつっこんでくれ。
三木ヱ門「……まぁいいでしょう。で、委員長、学級委員長委員会の予算はどうします?」
おっとそうだった。私は今は潮江先輩なのだ。あの人たちの茶番に呆れている場合じゃない。
三郎「そうだな…」
三郎「満額支給だ。」
左門「またですかっ!?」
今度は3年の神崎が声をあげる。田村に至っては声も出てないな。
三郎「元々請求額が少ないしな。いつも緊急招集やら何やらあるだろうし、渋ることもないだろう。さ、予算書を渡せ。」
少々強引だが、致し方ない。私の言葉で、1年生の会計委員会の任暁が扶桑先輩に予算書を渡す。
A「ありがとう。それでは失礼。」
そう言い残して、学級委員長委員会は去っていった。
さて、私の仕事もここまで。そろそろ退散するとしよう。
三木ヱ門「潮江先輩、本当にどうしてしまったんです……?」
三郎「潮江先輩?残念だな、私は……」
三郎「鉢屋三郎だ。」
団蔵「あっ!?」
驚きの声をあげる会計委員会の面々をよそに、私は静かに建物から出た。
A「三郎、お疲れ様。」
外に出ると、学級委員長委員会に加え、作法委員会のメンバーたちが立っていた。
仙蔵「鉢屋、助かった。」
三郎「いえ…」
仙蔵「…だが、お前に「仙蔵」などと呼び捨てにされたのは気に食わん。」
よく見ると、立花先輩の手には火がつけられた大量の焙烙火矢が。
あ、終わった……
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ベアちん(プロフ) - たうふ★さん» コメントありがとうございます。そのお話私も描きたいなーって思ってたんです!!リクエストは順番に消化してくのでちょっと時間がかかると思うんですが、楽しみにしていてください! (2021年11月2日 23時) (レス) id: e1de9352a4 (このIDを非表示/違反報告)
たうふ★(プロフ) - はじめまして!リクエスト失礼します!夢主ちゃんが拐われて、仙蔵がボロボロになりながらも夢主を助ける(語彙力)というお話が見たいです! (2021年11月2日 20時) (レス) id: 875905f17e (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - 久々の更新だ〜!待ってました!学園長…思い付きをやめてもらいたい…! (2021年10月26日 23時) (レス) @page46 id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - 私のコメントありがたい!←調子に乗るな(^言^)これから、たくさんコメントしますね! (2021年10月12日 20時) (レス) @page45 id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
ベアちん(プロフ) - しゅるさん» コメントありがとうございます。リクエスト大歓迎です!心得ました!少々遅くなるかもしれませんが気長にお待ちくだせえ…。 (2021年10月12日 7時) (レス) id: e1de9352a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ベアちん | 作成日時:2021年7月19日 14時