あの音を掴んで。【ヘタリア】

22曲目。 ページ30

ギルベルト視点







音楽芸術科に所属するローデリヒを誘うため、同じコースのA、フェリちゃん、フランシスと話し合いをした結果。







ローデリヒを同級生である俺が誘うことになったのはいいのだが…









普「いや、あいつを誘える気がしねぇ…」

昔から喧嘩ばっかしてきたから若干気まずい。




同級生っていっても高校上がってから普通に話した記憶ないぜ？









いやいやこれもコンテストのため。あと1人なんだ。




頬をパチパチ叩いてあいつ(ローデリヒ)がいるであろう、場所に向かった。


















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放課後。


俺は音楽芸術棟にある音楽室に向かっていた。








創音学園には五つの棟がある。

一つ、俺ら音楽芸術科の生徒が授業を行う、音楽芸術棟。


通称・音芸棟(おんげいとう)。




二つ、アーサー会長達が所属する英語専攻科のある文系棟。

文系棟には英語専攻だけでなく、古典専攻、歴史専攻とか色々あるらしい。




三つ、科学棟。
吹部で所属してるやつはいないが、科学専攻科という理科を中心に学ぶやつがある。




四つ、普通科、国際理解科、職員室などの全生徒が使うであろう部屋が揃う管理棟。




五つ、沢山の部活動の部室が入っている部室棟。







〇〇棟っていう区別的なんはあるけど、意外と休み時間は別コースの生徒が話してたりするんだぜ。












そろそろローデリヒの方に話を移そうか。




音が聞こえる。音芸棟の音楽室から。









きっとローデリヒが弾いているピアノの音だろう。

なんでも、あいつは音楽家の息子らしいからな。













普「おーい、ローデリヒ。お前吹部に入らないか？」


澳「よく人が演奏してるときにそれが出来ますね…」







澳「まあ、入ってもいいですが」

普「本当か⁉」









澳「部員ってまだ募集してるのですか？」


普「多分してる。部長に聞かねぇと分かんないけど」












普「これ、入部届な」


ローデリヒは入部届を受け取って名前を書き始める。












これでやっと15人揃った。
















あとは前進のみ、後退は許されない。

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