元同期、死刑宣告される。【警察学校組】

死へのカウントダウン1日目 ページ2

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「な！！ん！！で！！！私が死刑にされなきゃいけないんだ！！！！」





牢獄の中、先程の裁判の結果が自分の思ってた方向の斜め上行ったことへの驚きが怒りに変わりまして。1人でずっとコンクリートのバカ硬い床を両手でバンバンやってる。正直痛い。




てかなんなんだあのジジイ。長い長い女の人生を強制的に短くしやがって。長生きのために飲んできたサプリメントの意味ないじゃんか。ふざけんなふざけんな。裁判官という肩書きを持った悪魔め。







「1258番、面会だ。それとさっきのバンバンやめろ。迷惑だ。」



「サーセン。」






威圧的な声が檻の隙間から入ってくる。素直に謝ったが、あからさまに不機嫌な顔をしてやった。唇とがらせて目を細めて…、何なら小さく舌打ちした。だって死刑宣告されたんだよ？もう何やってもよくしてよ。いい人生だった…って言わせてよ。些細なことでも私の自由にさせてよ。






「なに人の事睨んでんじゃぼけ。」





「睨んでないよ多分」





じとりと私を見つめて、ゴリラ警察は檻に鍵を差す。ギギギ、と音を鳴らして檻が開いた。そう言えばギギギ、って音あんま聞いたことないな。ホラー系のアニメや映画に出てくる牢獄やらドアやらはこんな音するイメージ。あくまで憶測だけどね。私ホラー系は色々無理だから。



そんなくだらないこと考えてると、いつの間にかゴリラ警察が目の前に来て直ぐに私の手首に手錠かけやがった。3年前までは私も手錠かける側だったのに！！立場逆転してんだけどふざけんな！！！キレるぞ！いやキレたからな！！






「私の面会にきてるやつの特徴を1文字以内でどうぞ」





腹たって仕方が無いので面会室に行ってる途中に腹いせに卑怯な問題を出してみる。それにしても面会来るの早いな。死刑宣告されたのついさっきだぞ。誰だ一体。






「自分の目で見て確かめろ」





「ケチ」



















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