紅の操り人形 (ページ2)

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出会いそして、別れない？ページ2

「ぐっ、ぁあ」

あぁ、呆気ないね。さっきまでは威勢がよかったじゃない。ほんと、何奴も此奴も

「くだんない」

私は別に死んでもいいと思ってる。
だけど、抗うよ？やられるのは好きじゃないからね。

ここに来るやつは強い人はいない。
私の異能力は大して強くない。
私(異能力)が欲しいなら、銃構成員以外の人で来ないと。
あぁでも、異能力者も何人かいたな…。

ｼﾞｬﾘ､ｺﾂｺﾂｺﾂ

私の元まで来るのに、砂利とコンクリートの道がある。そこを踏む音を聞いて、戦闘態勢に入る。今回もすぐやられるのかな？勿論、相手が

ｺﾂ

私の目の前に現れたのは、2人の少年。
同い年かしら？こんな子達が殺人を？
ここに同い年くらいの子が来るのはよくある。
ただ、みんな死体を見て逃げ出す。
ただ、この子達は経験はそこそこあるみたい。
楽しくなりそう。口角が上がるのを感じた。
相手は、私をどう思ってるだろう？

「今回はあなた達が相手？
知ってるかもしれないけど、私は死んでもいいの。ただ、やられっぱなしは嫌なだけよ。
命乞いする所を見たいなら早く失せてくれる？人を殺すのは好きじゃないからね。」

「なんだ？俺らが恐いのか？」

ﾁｯ煽られた。いいよ、のってやる。

「いや、とにかく、始めましょ？」

その合図で、異能を出す。

“異能力紅のマリオネット”
「血よ、止まれ」

“異能力汚れちまった悲しみに”
「重力操s」
異能力を出した子の動きが止まる。

「動かないでしょ？
手先が冷たくなるのを感じない？
意識が朦朧とするでしょう？
次目覚める頃にはあの世よ。」

私が説明すると、その子は口角を上げる。
他にはなかった反応。

嫌な予感がした。後ろに人の気配。
もう1人の子だ。異能力を使うも、ビクともしない。

「僕の異能力、“人間失格”は、あらゆる異能力を無効化する。君がさっき異能力を使った相手も、僕が触れれば問題は無い。そして、僕にも異能力は効かない。」

うそ、でしょ。そんなことある？
あぁ、面白い、楽しい。力じゃ勝てないことも分かってる。私はこの人たちに殺されたい。
そう考えると口角が上がった。

「私のこと、殺してくれるんでしょ？」

彼等の瞳に、私はどう映ってるだろう？

「殺さないよ、ただ、着いてきて欲しいんだ。」

その言葉を最後に、私は意識を失った。
帽子をかぶった子に気絶させられた。