夢小説でよくあるぶりっ子を屁理屈などで論破し隊【歌い手】

体育館裏への呼び出しとか(ぶりっ子バージョン) ページ34

下駄箱を開けるとルーズリーフの切れ端が入っていた。

え？開くべき？


「Aやん。どうしたんや？」

『見てぇ』

「何これ？ゴミはゴミ箱に」

さかたんが何か言い終わる前に繰り返す｡

『これねぇ、手紙なんだよぉ』

「告白？」

『ちゃう、告白でぇルーズリーフのぉ端っこ切ったやつ使わんでしょぉぇ？』

「そっか。となると、なんや」

『ふふふ。これはぁ、ゴミだよぉ？名前もぉ何にもかいてないでしょぉ？つまりぃ、読まなくて良いんだよぉ』

「それは違うと思うけど」

『でもさぁ、遺書ってあるじゃん』

「遺言か」

『あれってぇ書いた日時と判子とぉ名前ないと無効じゃぁん』

「そうなんや」

『確かねぇ。つまりぃ、これはぁゴミだよぉ？ただの紙屑ぅ｡ということでぇ、さかたんあげるぅ』

「要らん」

『お願いﾊｱﾄ』

「どうせ放課後体育館裏に来て？やろ？」

『何故わかったし』

「単細胞の呼び出しはだいたいそうやし」

『可愛い可愛いAちゃんからのプレゼントだよ？』

「ぶりっ子は自分の事可愛い可愛いAちゃんなんて言わんよ」

『えぇ？布里井さんは言ってたよぉ』

「そんなことより、その布里井さんからの視線が痛いんやけど」

『うわぁ。大丈夫、私に対してだからぁ』

「え？うらさんに言っとこっか？」

『先生になんかされたらいうしぃ。先生が対応してくれんかったらぁ教育委員会にいうからぁ大丈夫ぅ。他所の夢小説と違ってぇ権力皆平等にないからぁ。ここ公立だからぁ』

「たくましくなったなぁ」

『布里井さんの無加工写真と住所と本名こっち持ってるんでねぇ』

「それは晒し行為なるからやめい」

『裏のほとんどの人が私だって気づかないアカウントあるから、それ使えば大丈夫』

「そんなんあるの？」

『うん。ミックス兼エンコ師のアカウントだよぉ？』

「今度ミックスしてや」

『そらるさんにしてもらえ』

「やってくれてもええじゃんか」

『なら、雪○だいふく１ヶ月ねぇ』

「パピ○でどう？」

『え？ハーゲ○ダッツを買わせてほしいってぇ？』

「ちゃう！ガリガ○君」

『仕方ないなぁ。白くまア○スでやってあげるよぉ』

「ありがとっ！」

うん。さかたんは犬だ。


　 エンド



布里井さん、名前だけの出演……

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