夢小説でよくあるぶりっ子を屁理屈などで論破し隊【歌い手】

黒板消しが降ってくるとか(ぶりっ子バージョン) ページ33

少し開いた扉をガラガラと音をたてながら開いた。

すると、頭部に軽く衝突音が聞こえ、目の前の床にひっくり返った黒板消しが粉を撒き散らした状態であった。

クスクスと笑い声が聞こえる。
中には心配そうにこちらをみる人もいるけど助けようとはしない｡


『はぁ』

ため息をつきながら頭と肩と鞄についた粉を払い落とし流しに向かった。

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

チャイムがなったのを確認してから作業を始める｡

パッと見では分からぬ程粉を落としたら、教室に楽しそうに戻った。


まさか、自分から証拠を残しに来たとはな。

扉を潜る前に流しで目に着けた水に似合うように顔を歪めた。

教室にはいると、予想どうり怒った先生と静まり返る生徒達がいた。

『遅れましたぁ』

「おう。で、どういう事か分かるか？このとしにもなって黒板消しで遊ぶとはごうごどうだんだ」

「先生!違います！Aに落としたんです」

「A、浦田｡後で生徒指導室に来い」

「俺じゃなくて、布里井さんです」

「王子様に近づいたぶりっ子を排除しただけよ」

『先生ぇ。私ぃ､布里井さんにぃやられたんですぅ。もう、ずっと怖くてぇ、言えなかったのですがぁ』

「布里井､今から生徒指導室に行くぞ」

「ﾁｯ」

先生と布里井さんがいなくなった教室。

『さぁて。どうしたものかねぇ』

『うーん。まずさぁ、誰が仕掛けたのぉ？実行犯挙手ぅ』

バラバラと手が上がる。
三人、か。

『はい。君達、後片付けよろしくねぇ』

「何で！？」

「俺たち脅されたからやったんだし！」

「布里井と、佐藤と古橋だろ、やったのは」

『はぁ？貴方達三人がぁやらなくてもぉ他の人がやってたのは分かるよぉ？でもさぁ、蜥蜴の切られた尻尾でももう一寸ましに動くよぉ？それに、やった事実は代わりないじゃん』

「うっざ」

悪態をつく三人。おもんなっ。

『そーだ。誰か布里井さんのぉ住所知ってるぅ？』

「それ聞いてどうするん？」

『クリーニングのぉ領収書てがみつきでぇ送りつけるぅ』

「○△◇▽□※△○■♡●▲□○＆＃■△やけど」

『ありがとぉ。さかたんだぁいすきぃ(ｶﾜﾎﾞ)』


　 エンド


悪女論破というより、いじめ回避、論破？？

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