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十二言 ページ13

『って、偉そうな口でしたね。すみません。』






頭を下げ謝り、数秒して顔を上げれば何時もの笑顔の太宰さんがいて。



然しあろうことか笑顔の儘唐揚げの檸檬を口に突っ込んできた。









『〜〜〜〜〜っ!?』


「そっか、そんな見方もあるのだね。
 いやァ…貴重な体験をさせて貰ったよ。」









ありがとう、なんて笑顔で行っているけど言動と行動が合ってないです。



口の中はすっかり酸っぱさが広がり、少し痛みさえ感じる。



何してくれるんだこの人。



キッと半分威嚇で睨んでみると何故か「可愛い」と云われてしまった。









「そんなに酸っぱかったかい?」


『照れ隠しならもっと可愛いものにしてください。』


「誰も照れ隠しだなんて云ってないけどなァ……」


『いやだってだざ_______!』









また突っ込まれた。



笑顔だけど目が笑っていなくて謎の圧力が私に襲い掛かってくる。



けど、確かに判るのは顔は赤くないのに対して耳はほんのりと朱色がかっている。



檸檬は可愛くないけど照れてるのは可愛いかな。









「悪い子にはこうだ〜」


『ん〜〜〜〜っ!』









けどやっぱり口酸っぱいし痛いから可愛くないかも。



悪戯をする彼の顔は本当に愉しそうで。



そして其れからお酒を喉に運ぶ彼は子供から一気に大人に移り変わって。



本当、色んな意味で不思議な人だ。

終わり ログインすれば
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白ちゃん - 面白かったです。 (2022年7月21日 18時) (レス) @page13 id: 0a2f8cc4e7 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ほのぼのしていて、癒されました^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2019年3月29日 20時) (レス) id: 311cf89819 (このIDを非表示/違反報告)
博識のうさぎ(仮)(プロフ) - かんりりさん» ありがとうございます!! (2019年3月29日 20時) (レス) id: 311cf89819 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 更新頑張ってください。楽しみにしてます (2019年3月29日 20時) (レス) id: 2688fc176f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年2月20日 19時

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