【歌い手】A day with___ 3 【短編集】

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　日付変わって…

　今日は浦島坂田船春ツアー東京公演です！！！！！
　センラからの衝撃告白をされた日、本当は今日の春ツアーのチケットが当たったことを言うつもりだったのにそれどころじゃなくなって結局言いそびれて帰ってしまった。
　もちろん、帰って速攻で電話して報告しました。


　今日は前日から半休を取って、準備は万端です。グッズも名古屋公演でさっさと手に入れたし、今日は完全にライブ参戦のためだけに東京へ来た形である。
　ちなみに明日は一日有給を取ったから、ゆっくりホテルで休んでから帰れるという何とも良心設計としている。完璧。

　最近歳を感じてまうんや…。

　そんな悲しい現実はさようならしまして…。
　開演１時間半前を切ったところで、毎度恒例チケット開封の儀タイムです。(前作参照)
　スマチケになってからも、意地でも整番を見ないように努力を重ねているからね。どんな方式でももはや無双できる気がする。

　そんな訳で、整番を…！！







【センラside】

　公演前のAとの恒例電話は済みましたよー。つまり、公演開始まで間もなくやで。

　いつもの「今日は何色のペンラ振るん？もちろん黄色やんな？」という俺の質問に「そろそろペンラハラスメントで訴えるよ」と返してきた。なんや、ペンラハラスメントって。阿呆なん？

　でも何故か今回はいつもの断定「赤一択」という返事は無かった。少しくらい、期待してええやんな？


あ「もうAちゃんと電話済んだん？」
セ「おー、とっくとっく。」
あ「ふーん。で、今日も整番は秘密にされてるん？」
セ「よくわかってんなぁ。今日も大捜索やで。」
あ「一緒に探すぞ〜！」
う「何騒いでんだ行くぞー」


　うらたんの声で、俺らは足を進めた。
　光溢れる、ステージの向こう側へ。

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