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番外編 お墓参り ページ18

<墓地>

ラメルに案内されてたどり着いた
僕は母の名前が書かれた石を探した

……ここの石は全て大きいな
確かおじいちゃんが言うには貴族用の高級墓地だっけ?
お母さんは貴族だったんだな……

暫く歩くと母の名前が書かれた石を見つけた

 『あった』

ここに母が眠っているのか……

  『お母さん、Aだよ
 会うのは約10年ぶりかな?』

僕は話しかけながら石を綺麗に洗った

 『僕ね、今サリバンさんに拾われてまた音楽を始めたんだ』

ゴシゴシ…………ゴシゴシ

 『……』ジワッ

お母さん……会いたいよ……

綺麗にすると花を添えた

  『……また来るね』

僕はその場を後にした

これ以上ここに居たら僕はきっと……

フードを深く被り早足にその場を去る

ドン!

 『すみません』

  「いや……」

僕は謝罪もそこそこにその場を後にした
だからぶつかったひとの顔も見ることはなかった

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作者名:琥珀 | 作成日時:2023年6月18日 11時

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