願わくばあなたと……

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サブノックside

　失態だ！このままではウヌは死ぬ
　こんな所で負ける訳にはいかぬ！
　ウヌは、ウヌは魔王にならねばならぬのだ

　
　何故サブノックが魔王になりたいのか
　宿命？因縁？約束？全て違う！なりたい理由は

　
ｻﾌﾞ「ただ魔王が1番カッコイイからよ！」

　
　そうカッコイイからである
　悪魔に生まれた以上その頂点に立ちたい
　上を目指す意志を持たないカッコ悪い悪魔にはなりたくない
　その意志がサブノックを突き動かしていた

　
ｻﾌﾞ「ウヌは最後まで自分の意志を貫いたのだ！！……入間！？」

ｲﾙ「大丈夫？サブノック君」

ｻﾌﾞ「ヌシ……何故ここに」

ｲﾙ「上からサブノック君が襲われているのが見えて……
　ついうっかり飛び出してしまったというか」

ｻﾌﾞ「！……危ない！！」

ｲﾙ「しまっ…………」

　話に夢中になっていたウヌらは長が後ろにいたことに気が付かなかった
　しかし入間に攻撃が当たる寸前のところで止まった

ｻﾌﾞ「あれは長の子供か……」

ｲﾙ「長さーん！！」

ｻﾌﾞ「何を…………」

ｲﾙ「お子さんの足はもう大丈夫ですよ！
　心配しないで！僕らは何もしませんから！」

　そう言って武器を持っているウヌの方を見る入間

ｲﾙ「置いて！」

ｻﾌﾞ「しかし……」

ｲﾙ「早く！」

　渋々武器を置き、入間と同じように両手を上げた
　すると長はなんと入間に礼をした

　長が頭を…………これが特待生入間

ｲﾙ「さぁ試験に戻ろうか」

ｻﾌﾞ「しかし翼がボロボロで」

　そんなことを話していると長達が背中に乗せゴール会場に向かってくれた

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