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「到着!!」

 『……大きい』ボソッ

 「さぁさぁ入って入って」

  『お邪魔します』

 「帰ったよ〜」

 「お帰りなさいませ、サリバン様……そちらは?」

  「さっきそこで会ったんだ〜」

 「そうですか」

 そうですか……っていいの?
 そんな軽い感じで!?

 「じゃあこっち来てね!」

 そう言うと食堂に連れていかれた


<食堂>

 「じゃあまずは自己紹介からだね!
 僕はサリバン、よろしくね」

 「私はオペラと言います」

  『僕はAです』

サリ「Aちゃんはどうしてあそこにいたの?」

  『車に轢かれて気がついたら此処に……』

サリ「ってことは人間界から来たんだね」

  『はい』

オペ「ですがそうなると不思議なことがいくつか……」

サリ「そうだよね、普通人間には魔力ないし……」

  『あ、僕人間じゃないです』

サリ「!?」

オペ「!?」

  『3歳まで魔界にいました
 母と死別した後に人間界に飛ばされて……』

サリ「そこから人間界で暮らしていた……ってこと?」

  『はい』

オペ「両親の名前は分かりますか?」

  『確か……母の名は――――です』

サリ「!?」

オペ「!?」

 あれ?空気が一瞬変わった……

  『あの、母のこと知ってるんですか?』

サリ「有名な貴族だからね〜」

  『!……そうなんですね』

サリ「お父さんは?」

  『すみません、父とは会ったことありません
 生まれた時から母と2人暮らしでしたから……』

サリ「そっか……」

  『(母のことを知っているなら……)母が結婚した相手とか知りませんよね?』

サリ「…………知らないかな」

  『そうですか』

サリ「会いたいの?」

  『……分かりません』

サリ「そっか……君が良かったら何だけど……」

  『?』

サリ「此処で一緒に暮らす?」

  『え?でも……』

サリ「僕、孫が欲しくてね〜
 君がなってくれたら嬉しい!
 衣食住の保証もするし……どう?どう!?」

  『……えっと迷惑じゃ』

サリ「全く!!」

  『良いんですか?』

サリ「うん!」

  『……よろしくお願いします』

サリ「やった!!オペラ〜初孫だ!!」

オペ「良かったですね」

サリ「明日色々買いに行こうね!」

  『は、はい』

 そうして僕は魔界で約10年振りに暮らすことになったのだった

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琥珀(プロフ) - ミミさん» コメントありがとうございます。プリ小説でも活動してます!応援ありがとうございます。 (8月3日 14時) (レス) id: b0ec607cea (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - もしかしたらプリ小説の活動もやっていますか?どちらも応援してるいます!頑張ってください! (7月30日 20時) (レス) @page11 id: f9e5903924 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2023年4月1日 13時

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