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6-2 ページ16

「いや……でもさぁ……全然当たってなくね?」

 約20分間
 入間は攻撃を避け続けていた

アス「きっ貴様等……何故当たらない…………!?」

イル「すみません、すみません」

 『……』

 何故そんなことが可能だったかといえば
 彼が不幸だったからである
 
 アホ両親に修羅場を連れ回された経験と
 彼の性格「お人好し」からくる平和主義によって
 危ない・怖い・痛そう
 というものを避けることに関して彼は達人的であった

 攻撃力0 守備力∞
 名付けるならば‘’圧倒的危機回避能力‘’
 入間は良くも悪くも「無害」なのである

 そしてAも攻撃を最小限の動きで避け続けていた
 何故そんなことが可能だったかといえば
 魔界に来てから特訓をしていたからである

 サリバンとオペラに扱かれた経験と
 Aの身体能力と飲み込みの速さによって
 攻守共に新入生とは思えないほど達人的であった

 攻撃力不明 守備力不明
 Aの成長スピードは異常であり
 もはやサリバンやオペラでも計り知れないのである

 「特待生達凄いな」

 「まだ1回も攻撃してないぜ」

 「何?手を出すまでもないってこと?」

 「もう1人に関してはあまり動いてないぞ」

アス「私など……攻撃するに値しないということか……」

イル「いえいえ……僕なんかほんと虫ケラみたいなもので……」

 出来れば話し合いで穏便に済ませたい……

 「てめーは虫ケラ以下だとよ」

 「さっさとしっぽまいて逃げろとさ!」

 「いいぞ!もっと殺れ!!」

イル「ち、違うんです!!」

アス「何たる侮辱!!魔術が効かぬなら武術でねじ伏せるのみ……!
 八つ裂きにしてくれる!」

アスモデウス君は火の剣で入間君の方に向かっていった
 ……が入間はそれをいなした

しかしいなした先には女子生徒がいた

イル「危ない!」

 『!』

 僕は先回りしアスモデウス君が持っていた剣を蹴り飛ばした

 その瞬間アスモデウス君が大きく傾き……

 ドシャァァァァァ!!

 大きな音と土埃が舞った

 え……待って……
 僕、アスモデウス君は蹴ってないよ?

 「何だ?どうなった!?」

 のちにこの決闘を見たものは語る
 そうそれはそれは見事な…………
 ジャーマン・スープレックスであったと

 ‍\\ ウォォォォォォォォォ//

6-3→←6-1 決闘



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琥珀(プロフ) - ミミさん» コメントありがとうございます。プリ小説でも活動してます!応援ありがとうございます。 (8月3日 14時) (レス) id: b0ec607cea (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - もしかしたらプリ小説の活動もやっていますか?どちらも応援してるいます!頑張ってください! (7月30日 20時) (レス) @page11 id: f9e5903924 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2023年4月1日 13時

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