第9話・お早い再開で ページ10
松陰寺side
何やら1階が騒がしい｡
帰ってきたばかりだと言うのに、本当に休む暇もない｡
今は精神的にも身体的にも辛いんだけどな…｡
重たい足を引きずりながら様子を見に行く｡
自慢ではないが俺はボスに拾われてから､すぐに好かれて才能を発揮した｡だから､俺の下には俺よりもキャリアの長い人や年齢が上の人が多くいる。
「どうしたんです？」
彼らとは一応敬語で話している｡相手に申し訳ないし｡
「あ､なんかお前に会いたいって1人で堂々と乗り込んできた輩がいてな…」
向こうはタメ口｡俺がそれでいいって言ったから。
「え？誰だ……って､ぇ？」
そこには信じ難い人物が､いた。
「兼近…」
「あ、インジさん！さっきぶりっすね！」
なぜ､ここに？
放心状態の俺の手を勝手に引っ張って兼近は外に出た｡
「おい！あいつをとらえろ！」
後ろから聞こえてきた言葉に､自分でなんとかします､と叫んだ。
なんだか今はこのままでいい気がしたから｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梵天ぼんちゃん(プロフ) - おや！そうだったんですね。良かったです。ありがとう御座います。 (2021年8月26日 18時) (
レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
アシA - ご心配おかけして申し訳ございません！これから少しずつ書かせていただきますね！ (2021年8月26日 18時) (レス) id: 26f7606c1b (このIDを非表示/違反報告)
梵天ぼんちゃん(プロフ) - 初めまして、梵天と言います。興奮してめちゃくちゃはまりました。続きが気になって仕方がないのですが、お元気にお過ごしされてるのですか？つづくのでしたら、楽しみに待ってまするね (2021年8月23日 1時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アシA | 作成日時：2021年5月24日 15時
