10話前半「15日目」番人さん ページ28
・オリヴァー(番人)の部屋・
番「...」
『������������！』
番「っ！！」
番「...またか。」
カ「オリヴァー様、おはようございます」
番「あ...あぁ、おはよう」
カ「...どうかなさいましたか？」
番「なんでもない。」
〜また嫌な夢を見た〜
〜長時間眠ったくらいの長くて酷い悪夢を見た〜
..
...
・夢・約15歳・
？「私まりあ！貴方の名前は？」
オ「俺は...オリヴァーだ」
ま「オリヴァー...かっこいい名前だね！」
オ「まりあの家はどこなんだ？そこまで送ってやる」
ま「...ここにはない」
オ「...？何故だ？」
ま「私はね、ここの世界の人じゃないんだ」
オ「...！お前まさか...人間なのか？」
ま「うん」
オ「じゃあ、お前『謎の穴』に入ったのか？」
ま「うん...たぶんそれ。落とし穴みたいなのに落ちちゃったの」
ま「だけど、帰りたくない」
オ「理由は...？」
ま「私ね、家族にいじめられてるんだ。」
オ「...なぁ、俺が監獄の番人になったらそいつら潰そうか？」
ま「そんなこと...できるの？」
オ「当たり前だ俺は、憤怒の国の王子だし」
オ「なにより...俺は人間じゃねぇからな」
ま「人間じゃないの...？」
オ「まぁ、シスターと悪魔のハーフだ」
オ「よく罪人共に人間と間違われるがな」
ま「ふふっそうなんだ」
オ「なっ！笑うな！」
ま「オリヴァー君顔赤いよ？」
オ「誰のせいだと...！」
〜その空白の紙に花を添えた夢は〜
〜一瞬で真っ黒になり、花は枯れた〜
・18歳・
カ「主、嫉妬の国の兵と傲慢の国の兵が攻めてきてます」
フ「嫉妬の国は何故か炎や毒で城が崩れています」
オ「とにかく皆を安全な場所へ！」
オ「そして兵達を出せ！」
〜戦争が始まった〜
〜その時忘れ物をした〜
オ「っ！まりあ...！」
〜嫌な予感しかしなかった〜
〜あの、ルシア伝説の本と〜
〜全く同じ結末になるのではと必死に走った〜
ま「オリヴァー君！」
オ「まりあ！」
オ「無事だったか...良かった」
ま「それよりもはやくオリヴァー君も安全な場所に！」
オ「いやダメだ、俺は戦わきゃいけないんだ」
〜その時悲劇が起こった〜
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作者名：キリ(６人格) | 作成日時：2017年8月17日 14時
