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10話後半「残り17日」 ページ29

〜ザクッと鈍い音がした〜
〜まりあは止まっていてそのまま俺をぎゅっと抱きしめた〜

オ「まりあ?どうした?」
ま「...」

〜俺はまりあの腰を抑えた手を見た〜
〜酷く赤黒く今でも鉄くさい臭いがしてきそうだった〜

オ「っ!?」
ま「オ...リヴァー...君...大丈...夫?」
オ「嘘だろ、まりあ...お前...」
〜まりあは庇ってくれた、血が止まらない〜

ま「オリヴァー君...ごめんね...?」
オ「ふざけるな...俺はお前と...結婚するって...」
〜震えが止まらない、涙が溢れそうだ〜

ま「大好きだよ...」
〜そう告げると、まりあの心臓が止まった音がした〜
〜呼吸を確かめると、もう彼女は...していなかった〜

〜俺はまりあの血をほんの少しだけ舐めると〜
〜毒の味がしたような気がした、嫉妬の国のものだ〜

〜嫉妬の国は毒の武器をよく使うからすぐにわかった〜

〜その後俺は、怒り狂って傲慢の兵も嫉妬の兵も〜
〜全員潰したのだ〜

〜平和っぽくなったものの〜
〜俺は色んな人からこう言われた〜

『消えてしまえ!』

..
...

番「っ!!」

番「...またか。」

カ「オリヴァー様、おはようございます」
番「あ、あぁ...おはよう」

〜俺はそのことから『破壊の王子』と言われたのだ〜
〜その称号が嫌だし、その時は自分が大っ嫌いだった〜

〜だから、俺は1度『憤怒の王子は死んだ』〜
〜と、全ての人にそうカラットやフック達に言わせた〜

〜その時本当に俺は名前を忘れた〜
〜でもカラットが耐えられなくなったのか〜

〜「もうやめましょう、オリヴァー様」といわれた〜
〜何年ぶりかにオリヴァーと言われ、俺は泣きそうになった〜

〜本当に執事も住民も皆、俺の名前も存在も忘れて〜
〜もう俺の名前を言ってくれないのかと思ったから〜


残り17日

次回の予告(´;ω;`)→←10話前半「15日目」番人さん



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作者名:キリ(6人格) | 作成日時:2017年8月17日 14時

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