【文スト】アイシテル！【反応集】

▽貴方が彼の前で初恋の話をしたら ページ10

「それでさ〜、その頃の私の初恋の子がね」





国木田独歩
「そんな事があったのか」
彼に多少の嫉妬をしてほしくてこの話をした貴方
それでも彼はなるほど、と相槌を打つばかりで全く嫉妬をするような素振りを見せない
そこを面白くない！と貴方が云うと、彼は少し吃驚した顔をしながら返事をする
「其の人が居たから今のお前がいるんだろう、なら感謝すべきだ」




太宰治
「……」
貴方が懐かしい、と話し始めるとずっと怪訝そうな顔をしながら話を聞き流す彼
まるで右から左へ入って抜けてを繰り返しているように見える
そんな彼を心配した貴方が彼に声をかけるとより怪訝そうな顔をする
「私の前ではその話はしてほしくないな…」




江戸川乱歩
「ふーん、今君はその人がどこにいるとか知ってるの？」
貴方が何故彼にこの話をしたのかという意図まで理解したからこその質問
え、それは…と口籠ると彼がとても嬉しそうな顔をする
そして一日中機嫌が良くなる。太宰さんに駄菓子を分けたりする
「知らないなら僕の勝ちだね、君には関係ない話だけど」




芥川龍之介
「……それが何だ。」
貴方の話だからある程度聞くけど明らかに不機嫌になる彼
その殺気だけできっと一般人を殺れる
この話をした次の日、彼は貴方が構ってくれないと拗ねるので要注意
「何故僕の前でその話をする……」




中原中也
「ふーん…」
一応それなりの相槌は打ってくれる彼
そこから情報抜き取って今後の自分に活かしたりもする
でもやっぱりそんな話よりも自分への話がいい！
「俺の初恋は今目の前にいるんだけどなァ…？」




森鴎外
「そうかい。それは良かったねぇ」
表には出さないけど内心は嫉妬心で埋め尽くされている彼
もっと貴方と早く逢っていれば良かった、と思うものの後の祭り
少しでも初恋に勝てるように、と今日は少し甘やかしてくれる
「ふふ、私も負けないように頑張らないとね」




黒太宰
「…なんでそれを僕に伝える必要があるの？」
今までの会話のノリでそんな事云う必要なかったと思うんだけど、と厭そうな彼
何、妬いてるの？と聞くと一瞬固まる
でもそんな一言で彼の余裕は崩せない
「そうかもねぇ、責任取ってよ」

▽貴方が彼と外出したら.1→←▽彼が貴方のﾀﾋ神だったら

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