僕が僕でいる理由 (ページ9)

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淳太side

照「あほっ！何言うてんねん、まずは身体治さんかったら仕事できひんやろ？違うか？」

淳「なんでそんな簡単なことが分からんねん、そんなんで40%の力で仕事されても迷惑や
それほんまにメンバーのことよく考えたか？」

しげが1番分かっていそうで、分かってないことを俺はズバッと言った

いつもおちゃらけてて、ウザく絡んでくるしげは本当は人一倍繊細で、だからしげには実はみんな気を遣ってあまり提言できない。

だから俺がメンバーが言いづらいことを代弁する、そうやって7年やってきた

時にはそれで嫌われたこともある、でも言わなくちゃ伝わらないこともある

俺だって怖い、しげがいなくなってしまう世界なんて想像したくないけど

それより、俺たちの前でカッコつけて全然大丈夫みたいな顔してるしげに腹が立った

長年一緒にいて、しげが必死に隠していた体調不良を俺たちが見抜けないとでも思ってたんか？

本当は、怖くて怖くて仕方なくて大泣きしてしまうほど怯えてるのに。

濵「淳太何もそこまで言わんでも…」

神「俺もそう思う」

望「神ちゃん…」

神「しげ、迷惑や。」

俺と神ちゃんに責められて大泣きしているしげをなだめる濵ちゃんと、困った顔してる照史

淳「大泣きするくらい怖いならもっとその気持ちさらけ出せばええやん、なんで大丈夫みたいな顔してんねん。
俺たちそんな薄い付き合いしてへんやろ？」

神「しげ、お前そんなことでへこたれる程弱いやつちゃうやろ？
逃げんなよ、真っ正面から向き合えよ、俺たちの前ではかっこつけんなよ、忘れたんか？
そうやってここまでやってきたやろ？」

大「うん………」

止めどなく溢れる涙を必死に拭うしげを、抱きしめにいく神ちゃんと俺

ずっと離れて見守っていた流星も、濱ちゃんも照史ものんちゃんもホロリと涙を流しているのが見える。

これからどうなっていくのかなんて、俺たちにも分からないし

未来のことを考えると、俺だって怖い。

でも、戦うしかないのなら俺たちは逃げたりせず現実と全力で戦ってみせる

そう、決意を固めたのが今日やった。