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ドタバタと扉を閉め階段を降りる音がする。
二度寝までそんなに痛くなかった頭が、中途半端に寝たせいで痛み出してきて、私は頭を抱えながら顔を起こした。





「…おはよう」




「おはよ。」




てつやはなぜかすごくニヤニヤしていた。
起き上がってタバコをくゆらせ始めたので、私もポケットからぐちゃぐちゃになったタバコの箱を取り出す。





「なんでとしみつと寝てたん?」




「起こしに行ったら抱きしめられて二度寝されて、抜け出せなくてそのまま二度寝しちゃった」



言うとてつやは爆笑し私は最後の一本のタバコを咥えると、吸い終えたタバコの箱をくしゃりとにぎり潰しゴミ箱に放った。




「へえ〜としみつやるじゃん、童貞なのに。」



「え、童貞なの、としみつ!?」




「童貞だって言えば童貞だし、童貞じゃないって言えば童貞じゃない」




てつやはすごく楽しそうにしている。
なんかよくわからないけどとりあえずたばこを吸って落ち着くことにした。
というか大学生のころよく雑魚寝してたから何も思わなかったけど、もしとしみつに彼女いたら浮気になるんじゃ…!?




「ね、としみつ彼女いるの!?」



「なに、としみつのこと好きなん?」



茶化すてつやを睨むとてつやはまた笑って言った。


「彼女ならしばらくおらんよ、気にせんでも大丈夫。」



「よかった…浮気になるかと思ったじゃん…」




するとてつやはまた楽しそうに笑った。
何がそんなに楽しいんだばか。



「ま、とりあえずみんなのとこ行かん?」



「そうね…」



私たちはタバコの火をもみ消すと、階段を下っていった。

8→←6


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ミキ(プロフ) - 雪乃さん» ありがとうございます。ぼちぼちやっていこうと思います。初めてなので拙いところたくさんあると思いますし更新頻度もまちまちかと思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年8月10日 8時) (レス) id: ec159f3992 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 初コメ失礼します。としみつさん好きなので、こうして新しく作品が生まれることを嬉しく思います( ´艸`)ミキさんがテンポよく更新してくださるので、毎日この作品を読むことを楽しみに過ごしてます…元気の源です( ´ω` )続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年8月10日 3時) (レス) id: f85b939213 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - んさん» ありがとうございます。ぼちぼちやっていこうと思います。これからもよろしくお願いします。 (2017年8月7日 13時) (レス) id: ec159f3992 (このIDを非表示/違反報告)
- 頑張ってください! (2017年8月4日 9時) (レス) id: b16c47b63c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミキ | 作成日時:2017年7月29日 21時

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