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としみつside
二日酔いで頭がガンガンしてる中耳元で聞こえた大きな音。
俺は普通にイラッとして目を開けた。
そこにはニコニコしてるあかねがいる。
昨日はゆめまるとあかねに勧められるままにめちゃくちゃな量を飲まされ、そのせいで酔ってる真っ最中にニコニコされても。
てかめちゃくちゃ嫌な夢みとるやん俺。
「うるさい」
とりあえず今度はいい夢見るためにもう一度目を閉じる。
笑ってる顔もとりあえず今は見たくないので胸に抱えた。
やたらバタバタ動くので脚で抑え込む。
少しの間周りも騒々しかったがしばらくすると静かになったので、俺は今度こそいい夢を見るべくもう一度眠った。
やたら暑くて目が覚めると目の前に頭が見える。
起ききってない頭で考えるに女の子の頭で、俺は一瞬狼狽しつつ少し距離を開けて顔を覗き込んだ。
「あかねやん…」
夢と現実がごっちゃになって起こしに来てくれたあかねを抱いたまま二度寝してしまったらしい。
とりあえず重ねていた脚を起こさないようにそーっとどけ俺は反対側に寝返った。
どうしたらいいのか全然わからん。
ふとベッドに目をやるとこっちをみているてつやがいた。
「みてたん?」
「うん」
「俺どうしてあかねと寝てたん?」
「わからん。」
俺はとりあえず布団の上に起き上がって胡座をかいた。
思わず顔を手で覆う。
「…俺もわからん。」
そういうとてつやは小さく吹き出した。
「とりあえずあかね起こさん?」
「お、おう。」
俺はあかねの方へ向き直り肩を叩いた。
「おい。あかね、起きろ。」
あかねは小さく唸りながらも目を開けた。
「としみつ…?おはよ…」
自分で一緒に寝といて言えたことじゃないけど、やたらどきどきする。
あかねは何も気にした風もなしにすわった。
「ねむい…」
そう言って俯くあかねの肩を叩く。
「みんなもう待ってるから行くぞ。」
そう言い逃げ、俺は二人の顔をろくに見れずに階段を駆け下りた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ミキ(プロフ) - 雪乃さん» ありがとうございます。ぼちぼちやっていこうと思います。初めてなので拙いところたくさんあると思いますし更新頻度もまちまちかと思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年8月10日 8時) (レス) id: ec159f3992 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 初コメ失礼します。としみつさん好きなので、こうして新しく作品が生まれることを嬉しく思います( ´艸`)ミキさんがテンポよく更新してくださるので、毎日この作品を読むことを楽しみに過ごしてます…元気の源です( ´ω` )続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年8月10日 3時) (レス) id: f85b939213 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - んさん» ありがとうございます。ぼちぼちやっていこうと思います。これからもよろしくお願いします。 (2017年8月7日 13時) (レス) id: ec159f3992 (このIDを非表示/違反報告)
ん - 頑張ってください! (2017年8月4日 9時) (レス) id: b16c47b63c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミキ | 作成日時:2017年7月29日 21時