15，恋 ページ18
その日の夜、私は兄さんに相談してみる事にした。
A｢兄さん｣
フロイ｢なんだい？愛しのA｣
A｢ちょっと…話聞いてくれる？｣
フロイ｢勿論｣
私には分からないかった答え。もしかしたら兄さんなら分かるかもしれない。
これは私自身の事だけど…このままモヤモヤしていても仕方がない
A｢あのね｣
フロイ｢ヒカルの事…かな？｣
A｢う…うん｣
考えていることなんて、兄さんにはお見通しなのか。
だけど、その方がまだ話しやすいのではないかと思う。そして私はゆっくりと口を開く
A｢ヒカルと居ると…心臓がうるさくなるの…名前呼ばれただけで、ドキッとしたり…｣
持っていたクマゾウを少し強く握る。
A｢ねぇ…兄さん。この感情は…なんて言うの？｣
すると兄さんはいつもの様に明るい声で
フロイ｢A、それは"恋"だね｣
A｢恋？｣
フロイ｢うん！｣
A｢まだ、会ってからそんなに経ってないのに…？｣
フロイ｢恋に落ちるのは一瞬だって言うらしいし｣
A｢そうなんだ…｣
私はヒカルに恋してたんだ。なんて考えているうちに顔が熱くなっていくのを感じた。
フロイ｢A！頑張れ！｣
A｢へ？…あっ…うん！｣
一体何を頑張ればいいのだろう…？という疑問も出てきたけれど
A｢兄さんありがとう！｣
兄さんに話して良かった。だって今、その答えを見つけて貰えたのだから、少しスッキリした
その時
ベル兄｢A、大きくなったなぁ…私は嬉しいよ！｣
突然の兄様ご登場。もしかして…聞かれていた？
A｢兄様！何処から聞いていたの!?｣
ベル兄｢Aがフロイの部屋に入ってから｣
フロイ｢兄さん、運がいいね！｣
ベル兄｢あぁ｣
A｢全部じゃない…それ｣
ベル兄｢頑張ったぞ｣
入ってこられるよりかは良いかな…
A｢お疲れ様｣
というか、兄様も応援してくれるんだ！ありがとう！
続く (更新停止中)
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作者名：星那 | 作成日時：2019年7月26日 16時
