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ふたりで毛布から出て服を着る


義「お腹空いた」


朝から私のために走ってくれたもんね


それはお腹空くよね


でも、今までろくに料理もせず、


あわよくば大して食べることもせずに生きてきた私には


料理をする技術なんてない


貴女「作ってあげたいけど、、、」


義「作れないのか笑」


私の言葉の続きを悟りこちらに近寄る


私の頭に手を乗せ、私より少しだけ高いせを


私の顔くらいにかがめて、


義「俺が作ってあげる」


なんて言ってニコって笑うから


もう真っ直ぐ目が見れない


わたしは小さく頷く


義「その代わりさ?」


その代わり?義勝のことを見る


義「食べ終わったらAの学校つれてって?」


貴女「学校?」


予想外の言葉に驚く私に


義勝は言葉を続ける


義「天気いいし、外今日風強いし、それに

おれ、Aのこと、まだよく知らない。

通ってる学校のことも、好きな食べ物とかも」


確かに、私は義勝のこと知ってても


義勝は私のことはあまり知らないと思う


義「それで、学校いったらふたりで遊びに行こ?」


義勝となら、夏休み中誰がいるかわからない


あの学校でも怖くないような気がする


それに、義勝と遊びに行ける。


私はとことん幸せ者だ


好きな人にこうやって知りたい!って思ってもらえて


遊びに行こ?って誘ってもらえて、、、


貴女「行く、、、。」


そう答えるとふわっと笑顔を見せて


義勝「ありがとう」


って言うの。


それからキッチンに向かって


料理を始める


私はダイニングテーブルに腰をかける


義「うわぁ」


冷蔵庫を開けた義勝が少し驚いている


貴女「どうしたの?」


義「ミルクティーこんなに沢山あるんだ、、、」


私はミルクティーが好き。


口に入るもので2番目に。


貴女「好きなの」


義「そっか!覚えとこ!」


そう言って私のお気に入りのマグカップに


ミルクティーを注いで私に差し出してくれる


義「じゃあ飲んで待ってて」


またキッチンに戻る彼


それを大好きなミルクティーと一緒に眺める


これを幸せって言うのかな?


私が幸せなんて感じてもいいのかな、、、


あぁ、また、答えのない自問自答。


それでも、、、もう少しだけ


この幸せを噛み締めてたい。


そう思えるようになっていた
__________________________________
作者です!注目ランキング1位ありがとうございます!!
頑張るのでこれからも読んでくださると嬉しいです( ¨̮ )

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作者名:まなか | 作成日時:2017年9月17日 23時

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