38 ページ38
Aねえ、ほんとに来るの??!
既読はつかない。
送ってから10分は経ってる
ほんとに来ちゃうのかな、
でも昨日送ってもらったから
家はわかるわけで
お母さんは店の準備でもういないけど、、、
少し怖い太陽の光を頑張って無視するふりをして
カーテンを開ける
マンションの下のコンクリート出てきた広場みたいなところに
息を切らした義勝さ、、、義勝がいた
「行かなきゃ」
そう言って私は外に出た
真っ黒なXLサイズのパーカー
夜は楽なのがいいからいつも大きめのサイズだけど
特別もっと大きめ。
少し思い服を揺らしながら
最上階にあるエレベーターは無視して
階段を駆け下りる
ロビーについてと私には重すぎる扉を開ける
義「A!」
そんな私への呼びかけより先に
ほんとに会いに来てくれた義勝が愛しくて
義勝に飛びついた
義「うっお!」
変な声を出す義勝
それからそっと抱きしめてくれる義勝
貴女「嬉しい」
義「俺も会えて嬉しい」
1分くらいかな?
私の1分は遅い。
でもこうしてるととても早く感じる1分
少し肌寒い、でも心地のいい夏の朝の風
それでもまだまだ太陽の光は嫌い。
やっぱりまだ私と夜を否定している気がする
義「中、、、行かない?」
貴女「、、、うん」
45人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まなか | 作成日時:2017年9月17日 23時