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バスを降りて地下鉄へと向かう。
できるだけ人の少ないこの車両に乗って
何がいいかな。
音楽を決める。
フォーリミのチキンレース。
結局シャッフルで流れてきたから。
電車のソファの一番端っこに座る。
そして、人の視線が、気にならないように
そっと目をつぶる。
別に私のことを見てるわけじゃない。
そんなこと分かってるけど、
怖いんだ。
目をつぶることで落ち着かせる。
次の駅に停車する音がイヤホンの外から
微かに聞こえてくる。
それと同時に、
『Aちゃん？？』
私の名前を呼ぶ声。
目を開けるのが怖い。
そっと、目を開く。
でもそこにいたのは、私の大好きな
義勝さんだった。
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作者名：まなか | 作成日時：2017年9月17日 23時
