巨匠side ページ18
昨日あの子にあったのが夢だったと勘違いするくらい
嘘みたいなできごとで、、、
インディーズ時代、たしかに俺はあの子に想いを寄せてた時期もあった。
でも今は正直忙しすぎて忘れてたかも、、、
昨日久しぶりに姿を見た時、
触っただけで崩れ壊れそうなあの子を見て、
胸が究極に苦しくなった。
でも、「守ってあげる」とかいう勇気なんかもちろん無い。
てか、そんなん急に言われたらキモいよな、、、笑
恋の病の再発。そんなんありですか。
昨日あった事のせいで頭がぼっーとする。
「頭クラクラ♪星がキラキラ♪弱くて、やるせなくてやんなっちゃうな」
マスターゴッドの義勝の歌詞が
今の俺にぴったしすぎて笑えてくるくらい。
やっと目的の駅についてスタジオに向かう。
「それでも、また会えたらいいな、なんて。」
小さく独り言を言ってみる。
かと言って何が変わるわけではなくて、、、
駅からスタジオはすぐ近くで
時間通りに来たからもう武正はいるよな。
あわよくば八木氏もいる。
勢いよくスタジオの指定された部屋のドアを開ける。
え、、、嘘だろおい。
武正と、八木氏、そこに、、、義勝?!
巨「おまっ!俺より早いとかなにごと?!」
義「たまにはね」
なんて言ってニコニコしてる。
なんかいい事あったんだな。すぐわかる
八「いやぁ〜俺もさ!びっくりした!」
武「俺が入ったら義勝、ミルクティー飲んでんだもん、ビビるわ」
義「そこ??笑」
義勝、Aちゃんとなんかあったんだ。
昨日だってAちゃん、義勝の言葉ひとつひとつに嬉しそうだったし、
女の勘ならぬ男の勘。
そうゆうことはわかるんだよね、人間てさ、
昨日のことはメンバーに言ったのかな?
言ったら八木氏はまた、Aちゃんのこと思い出して好きになっちゃうかな、
ほらまた、俺はこういうことになると考えすぎちゃう。
いつもそう、、、
多分義勝だって同じなんだろうけど。
俺だって自分が嫌だよ。
義勝が羨ましい。
武「ウォーミングアップがてらlove meやるか!」
八「賛成!!!!」
武「じゃあ、ワンツースリーフォー!」
4人の音が重なり合う。
曲ができる。
love meは比較的短い曲だ、
すぐに終わる。
今やったlove meは今の俺にはなんか辛い曲だった。
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作者名:まなか | 作成日時:2017年9月17日 23時