起きたらkzの世界にトリップしてました。

#8 ページ9

時雨side
はぁ〜やっぱり急に仲間に入れろっていったってむりだよね。

諦めるか…そう立ち去ろうとしたとき…

「いや大丈夫だ。君たちも我が探偵チームの会議を見学するといい。僕は探偵チームのリーダーの若武和臣だ。君たちは？」

やった！だけど…

本で読んでるときはなんともなかったけどリアル若武の言葉遣いってこんなに刺激が強いのね。

ちょっとうえっとなりそう。

てかなった。

翠は人見知りが発動して固まってるし。

無言って感じ悪いよね？なにか答えないと。

そう思っていたとき…

「うちのクラスに転校してきた雪宮さんと鈴宮さん。二人とも楽聖の雪宮と鈴宮画伯ってよばれてるよ」

アーヤの助け船！

ナイス！

「鈴宮翠です」

いきなりの翠の自己紹介に肩をびくつかせながら私も翠のとなりに行き自己紹介をした。

「雪宮時雨です」

ペコッと頭を下げると私の大嫌いな白髪がさらっと落ちてくる。

邪魔だなぁ

「なぁ二人を探偵チームに入れたらどうだ？」

翼がいうとみんなが頷く。

あの上杉でさえも！

まじで？

若武もその気だという風に頷くと私達の方に向き直り話を続けた。

「よし、ようこそ我が探偵チームへ。得意な教科得意はなんだ？」

得意な教科得意…

「美術・理科！」「国語・音楽！」

といいながら特技もいったほうがいいよね？という戸惑いもあった。

kzのみんななら信じてくれると思うけど信じてもらえるかなぁ〜

翠とｱｲｺﾝﾀｸﾄをし、いうかという結果にたどり着いた。

「私の特技というか普通の人とは違うところというかそういうがんじのことがあるんだけど」

翠はやっぱりいうのをためらっているので私がいうことにした。

「あー私がいうよ。私には絶対音感と映像記憶能力があって翠は耳がちょーいいの」


しばらくみんなはビックリして動きがとまっていた。

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