起きたらkzの世界にトリップしてました。

#11 ページ12

「ここ？」

翼にたずねられうんと答える。

中からはいつも通り賑やかな声が聞こえてくる。

「てーい！」

「兄ちゃんバーか！」

「くそちび！」

に、賑やか…？

ピンポーン

インターホンを押すと響香ちゃんと四季くんが出てきた。

「あ、翠ちゃん」

「姉ちゃんどうしたの？」

二人も時雨ちゃんと同じ白髪だ。

親は茶色か黒なのになぜ白髪なのかは謎。

本人いわく母方に外人がいるらしい。

その遺伝子かもって。

私は二人に母の芽紅さんを呼んでもらうことにした。

「翠ちゃん！うちの時雨はどうしたの？」

事情を話すと芽紅さんは笑って父の聖さんを呼んだ。

聖さんも大笑いしたあと時雨ちゃんを中につれてはいった。


「本当にありがとうね〜華代さんと登喜さんと華ちゃんによろしくね」

そういうと騒がしい雪宮一家は家へと入っていった。

「なんかすごかったけど…みんな名前の書き方なんての？」

小塚くんに聞かれメモにかき二人に見せると

「なんかみんな名前が神々しいな…」

翼が呟いた。

うん

それ私も思った。

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