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第3章 弟 1 ページ11

sideヒコ

僕が転生してから1年。僕も1歳になった。

簡単な言葉も話せるようになったし歩ける様にもなった。

3人にはまだ確認できてないけど…

早く確認したいけど、今はそんな暇は無い。

僕は今、病院のある部屋の前に老いたけれど、威厳のある男性の膝にチョコンと座っている

この威厳のある男性は今世でのお爺さんで日暮財閥の会長日暮総司(ひぐらしそうじ)さん

総司さんはたくさんの人から尊敬されている人でお偉いさんとも知り合っている
世間では冷酷だから鬼とか言われているけど、
僕たちの前ではそんな姿を見せない。
むしろデレデレなんだ。

ものすごく仕事の時と僕たちといる時との差が激しい、らしい

蒼河さんが呆れて

「どんなに冷酷な鬼でも孫の可愛さには負ける
んだな」

って言ってたし…ね。

お祖父さん以外にも祖母と兄3人いるけど
皆さっきから一言も喋らない皆緊張している
かく言う僕も緊張しているけど…

その理由は僕の目の前にあるトビラの向こうにある

そのトビラの向こうからは緊張が漂ってくる
アーヤと、父さんはこのトビラの向こうにいるんだ
アーヤと父さんがこのトビラの向こうに消えて
かれこれ1時間
1時間もこうしておじいちゃんの膝の上に座っている
すごいよね。まだ一歳の子供がこうしてうんともすんとも言わずにこうしてじっとしているんだもん。

普通の一歳児なら泣いてると思う。僕がおかしいだけで

「オギャア!オギャア!」

なんて思ってたら、トビラの向こうから鳴き声が聞こえてきた
その途端おじいちゃんが僕を抱っこしたまま立ち上がった

急に立ち上がられたものだから僕はバランスを崩しかけた

わわわっ

タカ兄たちも立った。その数分後にまた

「オギャア!オギャア!」

って泣き声が聞こえた。

産まれたんだ!

そうぼくたちがここに居たのがまた、兄弟が産まれるから
朝の8時くらいに電話が鳴って
父さんが家を出た数分後におじいちゃんが家に来て使用人さんに服を着替えさせられて病院に行ったんだ。

泣き声がした後、ドアから看護師さんが出てきた。

「赤ちゃん達、無事に産まれましたよ。」

おじいちゃんがスッゴクそわそわしてる

「じいじ落ちちゅいて〜」

タカくんがそわそわしているおじいちゃんの足をポンポンと叩いた。

第3章 弟 2→←第2章 今世 2



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りつよう(プロフ) - 香織さん» ありがとうー!6章更新頑張るね (2021年10月8日 8時) (レス) id: 3b628fec6c (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - 6章楽しみだな…!自分なりのペースでファイト←サボり魔さん (2021年10月3日 13時) (レス) id: e36c51e9e3 (このIDを非表示/違反報告)
律&陽@よーよーつり(プロフ) - Luaさん» コメントありがとうございます!!現在6章を製作中です! (2021年9月20日 21時) (レス) id: 445808fdc2 (このIDを非表示/違反報告)
Lua - とても面白いです!はやく続きが読みたいです! (2021年9月20日 17時) (レス) id: 7cef825e60 (このIDを非表示/違反報告)
律&陽(プロフ) - morosu武さん» コメントありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!楽しみにしていてください! (2020年9月23日 7時) (レス) id: d4668a7cda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:律/陽 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp  
作成日時:2019年7月9日 17時

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