さまよえるコマじろう 2 ページ48
Aside
ナツメ 「わぁかわいい！」
ケースケ 「げ！」
トウマ 「？」
A 「とっても可愛らしいね」
おばば 「フフッ そうかの？」
トウマ 「そんなバカな…骨格から変わっているじゃあないか」
おばば 「何か言ったかの？」
トウマ 「いえ 別に…」
アキノリ 「どうしてあの美少女がおばばなんて生き物に…」
おばば 「そりゃあ年を食ったからじゃ 儂は物心ついた頃から巫女として修行しておった その健気かつ真剣な姿は大人達からかわいがられるには十分すぎるものじゃった」
ケースケ 「自分で言った」
おばば 「やがて儂はフレッシュ感溢れるピチピチの美少女へと成長した」
ケースケ 「自分で言った！」
おばば 「いかなる時もモテた儂じゃが 当時からカラクリいじりが大好きでのぅ 普段のかわいさとのギャップがさらなる魅力となり儂の人気は不動の物となったんじゃ あの頃から儂らはずっと一緒だったんじゃ のぅコマさん」
コマさん 「うむ」
おばば 「それにいつもあの子もおったな〜」
ナツメ 「あの子？」
コマさん 「懐かしいのぅ」
〜〜林〜〜
A 「これってお墓？」
アキノリ 「大きい方がコマさん 信繁のお墓だ」
コマさん 「俺は妖怪になったがの」
ケースケ 「ていうか探偵団の事務所のすぐ近くにこんな林があったんだ」
アキノリ 「まぁな」
トウマ 「あっちの小さい方のお墓は？」
おばば 「あの子の墓じゃよ」
コマさん 「そう コマじろうのな」
ナツメ 「コマじろう？」
コマさん 「俺の弟さ」
トウマ 「コマさん弟がいたんだ」
コマさん 「うむ 昔の話だがの」
そう言ってコマさんはコマじろうのお墓に花をたむける
コマさん 「コマじろうはいつも辺りを跳ね回ってな 元気な奴じゃったわい だが狛犬が落ちてきて俺が死んだ時一緒にいたコマじろうもぽっくり死んだ 俺は妖怪になりここに戻ってきた だがコマじろうはおらんかった… きっとあいつは妖怪にならなかったんだの 妖怪になった俺はいつしかコマさんと呼ばれるようになった 俺がコマさんなら弟のお前はコマじろうだの と弟にも名前を付けてやった コマじろうは正義感が強かった 一緒に見回りをするのが日課だったがそれも今では俺一人 他にやる事と言えば…」
ケースケ 「ナワバリでおしっこか…」
コマさん 「コマじろう今日はみんな来てくれとるぞい」
おばば 「おぉ…」
皆-おばば 「？」
おばば 「こりゃあ一体どうゆうことじゃ なぜこんな所に穴が…」
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妖姫 - 夢野ひより さんありがとうございます 頑張ります！ (2019年3月30日 19時) (
レス) id: 6211a0a7da (このIDを非表示/違反報告)
夢野ひより - はまりました！！更新大変だけど頑張って下さい！！ (2019年3月30日 17時) (レス) id: e4562b2833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妖姫 | 作成日時：2019年3月25日 20時
