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さまよえるコマじろう 1 ページ47

〜〜アキノリの家 本殿の縁側〜〜
Aside
ナツメ 「昨日ね私達の学校の屋上に幻王様が現れたの!とっても綺麗だったんだよ!あっ幻王様っていうのは朱雀を幻獣に戻した妖怪なんだ」

A 「そうなんだ 私も会いたかったな」(私の事なんだけど…)

トウマ 「ところであのキヌ キノって妖怪は一体何者なんだろう?」

ケースケ 「確かに俺も気になった」

ナツメ 「幻王様に敬語を使っていたから付き人…とかかな?」

トウマ 「確かに」

ケースケ 「そうかも」

A (うん…当たってる それにしても酒呑童子達に正体明かしちゃったけど…どうしよう いざとなったら戦うしかない…のかな?)

トウマ 「あ、アキノリだ」

ナツメ 「お邪魔してま〜す!」

アキノリ 「あ…あぁみんな来てたんだ」

ケースケ 「ねぇ今コマさんにおしっこかけられたんだけど」

アキノリ 「そりゃあそうだよ この辺は昔からコマさんの縄張りだもん」

トウマ 「昔?」

コマさん 「妖怪になる前からな」

アキノリ 「コマさんは元々この神社で飼われていた犬だったんだ」

トウマ 「へぇ」

アキノリ 「倒れて来た狛犬の下敷きになって死んじゃって妖怪になったんだよ」

コマさん 「うむ あれはずっ…しりきたの」

トウマ 「ずっ…しり?」

おばば 「懐かしい話をしておるの」

皆-おばば 「?」

トウマ 「おばばさん」

ナツメ 「お邪魔しています」

A 「お邪魔しております」

おばば 「コマさんが犬だった頃は信繁と言う名前でのぅ近所でもたいそうかわいがられておった」

コマさん 「ふむ それを言うなら若かりし光江こそ人気者だったがの」

ナツメ 「光江?」

おばば 「儂の本名じゃ」

アキノリ 「へぇ〜っ 若いおばばね〜」

おばば 「若い時からおばばだった訳じゃあないわい」
アキノリ 「まぁそんなことどうでもいいからさ」

おばば 「どうでもいいとはなんじゃ!」

アキノリ 「これなんだけど」

皆-アキノリ 「?」

アキノリ 「この子誰?」

おばば 「おぉ 儂じゃよ」

アキノリ 「ん?」

おばば 「じゃから若い頃の儂」

アキノリ 「ん?ん?」

アキノリは手に持っている写真とおばばを交互に見る

アキノリ 「えぇぇぇ〜! しょんな…」

ケースケ 「わぁ!朱雀呼んでないのに痩せてる⁉」

アキノリ 「俺は…俺はなんて想像を… ゲボォ」

A 「一体どんな想像を?」

アキノリの手から写真が落ちる

ナツメ 「なにこれ?」

それをナツメが拾う

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妖姫 - 夢野ひより さんありがとうございます 頑張ります! (2019年3月30日 19時) (レス) id: 6211a0a7da (このIDを非表示/違反報告)
夢野ひより - はまりました!!更新大変だけど頑張って下さい!! (2019年3月30日 17時) (レス) id: e4562b2833 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妖姫 | 作成日時:2019年3月25日 20時

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