幻王様が人間界に降臨した様です

たたりギツネとコックリさん 2 ページ19

Noside
アキノリ 「ハァ〜 アヤメしゃん」

〜〜アキノリの脳内〜〜

アヤメ 「アキノリ君の事 信じています がんばってね」

と言ってアヤメはアキノリに微笑む

〜〜アキノリの脳内終了〜〜

アキノリ 「任せてください アヤメさん よし！妖怪探偵団活動開始だ コックリさんの怪奇案件をスピード解決しちゃうぞ」

A 「というか今脳内で何を考えていました？」

トウマ 「復活したね」

ナツメ 「おそるべしアヤメちゃん効果」

ケースケ 「てかさ コックリさんって何？」

アキノリ 「起源はヨーロッパにあるらしいけど 日本に伝わってきたのは明治時代の始め頃って言われているな 日本のある島に漂着した外国人の船員がテーブルを囲んで霊を呼び出し質問に答えてもらう テーブルターニングっていうのを日本人に教えたらしいんだ」

A 「それが広まるうちにキツネの霊を呼び出して占いをするコックリさんになっていったんです 近代になってから子供たちの間でブームなったらしいんですが 面白半分でやり過ぎたせいで大人たちに禁止にされる事が多くなっていきました」

ケースケ 「ハ…ハハハハハ キツネの霊を呼び出すとかあり得ないし」

するとアキノリのパソコンに通知が届く

アキノリ 「新しい書き込みだ え〜っと お！今回の一件で意識を失っていた生徒が持ち直したみたいだ 本人の書き込みっぽいぞ」

トウマ 「え？」

ナツメ 「なんて書いてあるの？」

アキノリ 「コックリさんで呼び出したキツネの霊がガチでヤバイやつだった 『俺たちが放課後コックリさんをしていたらマジで現れたんだ ドス黒い空気の中からキツネの化け物がまるで祟りにでもあったみたいに全身金縛りになってうごけなくなった そしてそんな俺たちにあいつは体をよこせ〜って襲い掛かってきたんだ』そこから先の記憶はないらしい…」

A 「ケースケ君 怯えていますが大丈夫ですか？」

ケースケ 「べ…別に怯えてなんかいないし！」

A 「そうですか…」

ナツメ 「キツネの化け物？」

トウマ 「妖怪の可能性が高そうだね」

アキノリ 「そうだな 祟りをもたらすキツネの妖怪か 名付けてたたりギツネ」

ケースケ 「名付けなくていいから〜」

ナツメ 「そのまんまね…」

A 「えぇ」

トウマ 「待てよ キツネの妖怪って前に見た事なかったっけ？」

ナツメ 「え？」

アキノリ 「あぁ キュウビの事か」

ナツメ ケースケ 「キュウリ？」

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